暖かい日がつづくようになり、少しずつ夏の気配を感じるようになってきましたよね。
夏に向けて人気が上昇する腕時計といえばやっぱりダイバーズウォッチ!
海でも川でも山でも、水に濡れることを気にせずガシガシ使えることが魅力です。

ロレックスの「サブマリーナ」や、オメガの「シーマスター」、パネライの「ルミノール・マリーナ」などが高級時計では有名でしょうか。
一方で日本のブランドはというと、セイコーには「ブラック・ボーイ」とか「サムライ」「タートル」「スモウ」といった愛称の付いたダイバーズモデルがたくさんありますよね。
オリエントには「MAKO(マコ)」シリーズがあります。
カシオのG-SHOCKはどのモデルも水に強そうですし、「FROGMAN」という特化モデルも存在します。

では、(セイコーと双璧をなす)シチズンといえば?
これまで私はシチズンの腕時計と"縁"がありませんでした。
しかしネットでたまたま見つけたダイバーズがとにかく自分の好みにドンピシャでして・・
- シチズンなのに「Eco-Drive(エコ・ドライブ)」ではなく「機械式」のムーブメントを採用している。
- クラシカルなデザインがとにかく魅力的!
物欲に負けて即購入し、私の「はじめてのシチズン」になりました。
この記事ではシチズン「PROMASTER」に属する「NY0125-83E」という腕時計に関して、私の使用感とともにその魅力をお伝えしようと思います。
もし入門ダイバーズをお探しの方がいましたら、参考にしてもらえると嬉しいです。
シチズンの機械式ダイバーズ「PROMASTER NY0125-83E」の魅力
PROMASTERとは?
「PROMASTER(プロマスター)」シリーズは過酷な環境下でも動きつづけるタフさと機能性が特徴です。
セイコーでいうところの「プロスペックス」シリーズに相当するものですね。

PROMASTERにはMARINE(海)、LAND(陸)、SKY(空)の3つに区分され、各分野におけるプロフェッショナル・モデルがラインナップされています。
今回紹介するダイバーズウォッチは「MARINE」シリーズに属し、型番は「NY0125-83E」です。
シチズンといえば「Eco-Drive(エコ・ドライブ)」という"太陽光や室内光を電気に換えて時計を動かす"機構が有名ですよね。
しかしこちのモデルには(あえて?)「機械式ムーブメント」が搭載されています。
開封
腕時計が入った箱はとてもシンプルなものです。
時計自体がエントリーモデルに属しますので、質感的にも相応のものだと思います。

ケースを箱から取り出し、フタを開けると「NY0125-83E」が姿を現します。

時計に付いたタグを見てください。
「AUTOMATIC(機械式)」で「自動巻」、そして「200m防水」が特徴です。

「取扱説明書 兼 保証書」と「MY CITIZEN」と書かれたカードが付属しています。

「NY0125-83E」のレビュー
改めまして、こちらが「NY0125-83E」という型番の機械式ダイバーズウォッチです。
ステンレスベルトのモデルですが、別バリエーションとしてウレタンベルト仕様もあります。

デザイン的には"これぞダイバーズ"といえる定番なものではないでしょうか。
黒文字盤で、ベゼルおよび針とインデックスにはゴールドがあしらわれているのが特徴です。
球面クリスタルガラスの風防と相まってヴィンテージ感が漂っていますね!
ベゼルはもちろん逆回転防止ベゼルであり、3時位置には日付と曜日が表示されます。

この腕時計のデザインに関しては、シチズンが1970年代にリリースした「チャレンジタイマー」というモデルを踏襲したとのことです。
だからこそクラシカルな雰囲気が感じられるのでしょうね。
ところで「チャレンジダイバー」というモデルの逸話をご存知でしょうか?
1983年、オーストラリアのロングリーフビーチで海底から1本のチャレンジダイバーが発見され、その時計にはフジツボがびっしりと付着していたとか。
そんな状態にもかかわらず、なんとその時計は動いていたのです!
ゆらゆらと海底で揺らて何年も何年もゼンマイが巻かれつづけたんですね。

時計のリューズはねじ込み式のもので、サイズが大きくて操作しやすいです。
ちなみにリューズガードはありません。

裏蓋を見ると「200m防水」と刻印されています。
専用オープナーがないと裏蓋が開けられない構造になってますね。
「SERVICE CENTER REPAIR ONLY」という記載からは、防水に気を遣った「ダイバーズ仕様」であることがうかがえます。

バックルは3つ折れプッシュタイプです。
これなら腕から外れる心配などなく安心ですね。

エントリーモデルにもかかわらず、ベルトにはエクステンション機能が備わっています。
こちらもダイバーズらしい特徴といえるでしょう。


では腕につけてみましょう!
私の手首は細い方ですが、ケース径が41mmとほどほどなので違和感はありません。
市場には"デカ厚"のダイバーズがたくさん出回ってますが、個人的にはこのくらいが好みですね。
これならスーツ姿にも合わせられますし。
装着感もすばらしく、遊びにも仕事にも使える万能時計といえるでしょう!

暗闇でも針やインデックスはしっかり光ってくれるので時間が確認できます。

こちらは別バリエーションのモデルです。
「NY0125-83E」のスペック
このダイバーズウォッチのスペックを以下にまとめておきます。
製品型番 | NY0125-83E |
ムーブメント | キャリバー 8204 機械式ムーブメント(自動巻き) |
パワーリザーブ | 最大40時間 |
重量 | 170g |
ケース素材 | ステンレス |
ケースサイズ | ケース径:41mm 厚み:13.7mm |
バンド素材 | ステンレス |
バンドタイプ | 3つ折れプッシュタイプ エクステンション機能付き |
バンド幅 | 20mm |
ガラス素材 | クリスタルガラス |
防水性能 | 200m潜水用防水 |
耐磁性能 | 耐磁1種 |
その他 | 手巻き機能・ハック機能付き 逆回転防止ベゼル デイ&デイト表示 |
まとめ
私にとって"はじめてのシチズン"がこの「NY0125-83E」です。
長年シチズン製の腕時計には"縁"がなかったのですが、このヴィンテージ感あふれるデザインに一目惚れし、機械式である点も好みで物欲を抑えることができませんでした。(笑)
デザインモチーフになった「チャレンジダイバー」の逸話もグッときましたし。
購入してからずっと腕に付けていますが、装着感はとて良く、精度にも十分満足しています。
今後のヘビーユースは確定でしょう。
もし手頃な機械式ダイバーズをお探しでしたら、このモデルは本当におすすめですよ!