特定の条件をクリアすることで年会費永年無料で持てるゴールドカードが増えてきました。
すごくお得そうな感じがしますし、1枚くらい持っておこうと思っちゃいますよね。

いざ作ろうと思ったとき、最後まで迷いそうなのは次の2枚ではないでしょうか。
- 三井住友カードゴールド (NL)
- エポスゴールドカード

両方とも大人気のカードですが、詳しく調べれば調べるほどスペックや特典が似ていることに気づくでしょう。

結局どっちを選んだ方がいいのかしら?
そこで本記事では「三井住友カードゴールド(NL)」と「エポスゴールドカード」が持つ特徴を1つ1つ比較し、「どんな人が、どちらのカードを選ぶべきか?」を検証していきます。
カードを新規発行される前に参考にしていただいて、自分に適した1枚をチョイスしてください。
カード概要

まずは両カードの概要から見てみましょう。
三井住友カードゴールド (NL)

- 三井住友カードが発行するゴールドカードで、カード前面/裏面ともに番号等の記載がないナンバーレスカードです。
- カード番号はスマホの「VPassアプリ」で確認します。
- 国際ブランドは「VISA」と「Mastercard」があり、デュアル(両方とも)発行することも可能です。
- 原則として満20歳以上で安定継続収入のある方が申し込みできます。

三井住友カードって安心のイメージがありますよね。
エポスゴールドカード

- エポスカードが発行するゴールドカードで、縦型のスタイリッシュなデザインが特徴です。
- カード表面にカード番号等の記載はなく、すべて裏面に書かれています。
- 国際ブランドは「VISA」のみです。
- 20歳以上の方(学生を除く)が申し込みできます。

カードデザインが素敵ね!
スペックや特徴を比較

各カードにはどんな特徴があるのでしょうか?
項目ごとに比較してみましょう。
年会費
両カードとも年会費はかかるものの、特定の条件をクリアすれば永年無料にすることが可能です。
三井住友カードゴールド(NL) | エポスゴールドカード |
年会費は 5,500円(税込)/年 | 年会費は 5,000円(税込)/年 |
年間「100万円以上」利用で次年度より永年無料 | 年間「50万円以上」利用で次年度より永年無料 |

年会費は両カードとも同じくらいですね。
がんばって永年無料にしたいなぁ〜。

エポスだったら50万円使えば永年無料にできるのね♪

ここでエポスカードのお得な情報を紹介します。
年会費を1円もかけずにエポスゴールドカードを持つ方法があります。
最初からゴールドカードを申し込むのではなく、まずは一般カードを作りましょう。
エポスの一般カードなら年会費は無料です。

なんで?
私はゴールドカードを持ちたいんだけど・・?
一般カードを作ったら年間「50万円」を目標にどんどん活用してください。
するとエポスさんからインビテーション(招待状)が届くでしょう。

ゴールドカードへの招待状です。
アップグレードしませんか?
インビテーション経由でゴールドカードに切り替えた場合、そのカードは初年度からずっと「永年無料」になるんですよ。

なるほど!
この方法なら年会費が(初年度を含めて)まったくかからないんですね。
一般的にインビテーションをもらうには年間50万円の利用が必要と言われてますが、実際には「半年20万円ほど利用しただけで届いた!」という声もちらほら聞きます。
もしそうならかなりラッキーですよね!
家族カード
人によっては家族カードを作りたい人もいるでしょう。
三井住友カードゴールド(NL) | エポスゴールドカード |
年会費無料で取得可能。 | 家族カードなし。 |

えっ、エポスには家族カードがないの?

かわりに「エポスファミリーゴールド」というサービスがあるのでご安心を!
エポスゴールドカード所有者が家族を紹介すれば、その人もゴールドカードを持てるのです。
もちろん年会費は無料ですよ。
ポイント
ポイント還元率や、どこで使えばおトクなのかは多くの方が気になるところでしょう。
じっくり見比べてみてください。
三井住友カードゴールド(NL) | エポスゴールドカード |
Vポイント (有効期限は3年間) | エポスポイント (有効期限なし) |
基本的な還元率は「0.5%」 | 基本的な還元率は「0.5%」 |
年間100万円利用すると「1万ポイント」もらえるため、このとき還元率は実質「1.5%」となる。 | 年間100万円利用すると「1万ポイント」もらえるため、このとき還元率は実質「1.5%」となる。 また 年間50万円利用した際は「2500ポイント」もらえ、還元率は実質「0.75%」になる。 |
お好きな店舗を3まで登録し、そこでのポイントは「+0.5%」になる。 | お好きな店舗を3まで登録し、そこでのポイントは「3倍」になる。 |
次の店舗での決済時はポイント最大「5%」還元。 セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルド、ポプラ、セイコーマート、ドトールコーヒー、エクセルシオールカフェ、すき家、ココス、サイゼリヤ、はま寿司、かっぱ寿司、すかいらーくグループ各店 | マルイでのお買い物はポイント「2倍」。 「年4回のご優待期間(マルコとマルオの7日間)」は「10%オフ」になる。 |
「Vポイントアプリ」にチャージして利用できる。 | 「エポスVISAプリペイドカード」にチャージして利用できる。 |
SBI証券の投資信託を本カードで積立することができ、積立額の1%のVポイントが毎月たまる。 | エポスポイントでtsumiki証券の投資信託が買える。 購入金額や積立期間に応じてポイントがたまる。 |

この2枚のカード、ポイント関連のスペックがよく似ていますね。

ともに年間100万円利用すればポイント還元率が「1.5%」にアップします。
ポイントアップのお店を3つまで登録できる点も同じですね。
どのお店でよく買い物するかが決め手になるでしょう。
ためたVポイントはキャッシュバックという使い方が便利です。
エポスポイントはAmazonギフトカードに交換して使うこともできます。
支払い方法
両カードともいろいろな決済手段があります。
三井住友カードゴールド(NL) | エポスゴールドカード |
VISAのカード決済 またはMastercardのカード決済 | VISAのカード決済 |
VISAのタッチ決済 またはMastercardコンタクトレス | VISAのタッチ決済 |
Apple Pay | Apple Pay |
Google Pay | Google Pay |
その他、iD等の電子マネーも利用可能 | その他、QUICPay等の電子マネーも利用可能 |

ともにタッチ決済やスマホ決済に対応済みです。
海外旅行傷害保険
カードに付帯する旅行傷害保険を比べてみましょう。
まずは「海外旅行」の保険からご覧ください。
三井住友カードゴールド(NL) | エポスゴールドカード | |
【利用付帯】 | 【自動付帯】 | |
傷害死亡・後遺障害 | (最高)2,000万円 | (最高)1,000万円 |
傷害治療費用 | 100万円 | 300万円 |
疾病治療費用 | 100万円 | 300万円 |
賠償責任 | 2,500万円 | 2,000万円 |
携行品損害 (免責3,000円) | 20万円 | 20万円 |
救援者費用 | 150万円 | 100万円 |

三井住友が「利用付帯」であるのに対し、エポスは「自動付帯」なんですね。

「利用付帯」の場合、そのカードで旅費等を決済しないと保険は適用されません。
「自動付帯」ならカードを持ってるだけで保険が適用されます。
国内旅行傷害保険
つづいて「国内旅行」の保険を比較してみます。
三井住友カードゴールド(NL) | エポスゴールドカード | |
【利用付帯】 | ー | |
傷害死亡・後遺障害 | (最高)2,000万円 | なし |

三井住友には「国内旅行傷害保険」も付いているのに対し、
エポスには付いてないのね・・
三井住友カードの場合、もし「海外/国内旅行傷害保険」が必要ないなら、この保険を外して別の保険に切り替えることも可能です。

あまり旅行に行かない人なら、これは嬉しいサービスですね。
ショッピング保険
「ショッピング保険」はどうでしょうか。
三井住友カードゴールド(NL) | エポスゴールドカード |
1年間に300万円まで | なし |

「ショッピング保険」が付帯するのは三井住友カードだけです。
空港ラウンジ利用
ゴールドカードといえば空港ラウンジが利用できるかも気になりますよね。
三井住友カードゴールド(NL) | エポスゴールドカード |
利用可 | 利用可 |

両カードとも主要空港でラウンジを利用できるんですね。
まとめ
ここまで「三井住友カードゴールド (NL)」と「エポスゴールドカード」の特徴を1つ1つ比較してきましたが、両方ともかなり魅力的なカードといえるでしょう。
しかも条件さえクリアすれば年会費を永年無料にできるのですから、これは狙うしかありませんね!
- 「三井住友カードゴールド (NL)」は年間「100万円以上」、「エポスゴールドカード」は年間「50万円以上」利用すれば次年度より年会費を永年無料にできる。
- エポスカードは一般カードから始めることで初年度の年会費すら無料にすることも可能。
- 両カードとも年間「100万円」利用すれば還元率が「1.5%」にアップ!
- コンビニや特定の飲食店を多用する人は三井住友カードがお得!(最大5%還元)
- マルイを多用する人はエポスカードがお得!(優待期間は10%オフ)
- 両カードともポイントを投資信託に利用可能。
- エポスカードの海外旅行傷害保険は「利用付帯」!
- 三井住友カードなら国内旅行傷害保険およびショッピング保険も付帯する。
- 三井住友カードは旅行傷害保険を別の保険に切り替え可能。
「自分はどのお店をよく利用するのか?」「旅行にはよく行くのか(海外か、国内か)?」など、生活スタイルを見直していただき、どちらのカードが自分に適しているかを見極めましょう。
なんなら2枚とも発行し、並行して"修行する"のもアリだと思いますよ。(笑)