【Laco】ミリタリーテイストを色濃く残すドイツ製パイロットウォッチ!

ラコ「Augsburg39」の魅力を紹介 ファッション
ラコ「Augsburg39」の魅力を紹介

パイロットウォッチ/ミリタリーウォッチの人気が高まってきており、雑誌やWebサイトでも特集記事をよく見かけるようになりました。

最近は「ミニマルモノが好まれる風潮」がありますので、この時計の特徴がうまく時代にマッチしたのかもしれませんね。

シンプルなデザインが格好いい!

いろんなブランドのモデルが出てますよね。

多すぎてどれを選んで良いのやら・・

実は「パイロットウォッチといえばこれ!」というような定番ブランド・定番モデルがいくつか存在します。

その中から本記事では「Laco(ラコ)」というドイツのブランドに焦点を当ててみました。

昔ながらのデザインを引き継いでいるのが特徴で、「この見た目がたまらない!」という人も多いはずです。

Laco(ラコ)??

知らないなぁ・・

このブランド名を初めて聞く人もいるかもしれません。

でもこのジャンルでは老舗ブランドなんですよ。

ここからは実際に私が愛用しつづけているモデルを例に、Laco(ラコ)のパイロットウォッチの魅力を存分に紹介したいと思います。

興味を持っていただけたら幸いです。

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パイロットウォッチのルーツ

パイロットウォッチが誕生した「きっかけ」をご存知でしょうか?

「IWC」というメーカーがイギリス空軍からの要請を受け、ある腕時計を作ったことがルーツだと言われています。

つまり"戦闘機を操縦するパイロットのための腕時計"というわけです。

戦闘機のパイロット
戦闘機のパイロット

開発にあたって求められたのは次のような機能です。

  • 一目で時間が分かる視認性の良さ。
  • 分厚い手袋をしていても容易に時計を操作できること。
  • 耐久性の高さ。(上空の気圧や磁気に耐えられること。)

こうしてIWCから誕生したパイロットウォッチは(モデルチェンジを繰り返し)現在も「マーク◯◯」というモデル名で売られています。

IW327009-パイロット・ウォッチ・マーク XVIII
伝説の「マーク11」の伝統を継承するコンパクトなタイムピースです。古典的なパイロット・ウォッチに見られる機能性とデザインを本質にまで絞り込みました。
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パイロットウォッチの種類

いま市場にはいろんな種類の「パイロットウォッチ」が存在します。

  • 誕生した当時のミリタリーテイストを残すもの
  • 飛行距離や燃料の残量計算ができるなど、多機能のもの
  • 2カ国以上の現地時間を表示できるもの

   :

など、機能もデザインも多種多様です。

世界中を飛ぶ飛行機

そして製造メーカーも多岐にわたります。

先に紹介したIWCを筆頭に、ロレックスやブライトリング、ベル&ロス、ジン、ハミルトン、ラコなどなど・・・とにかくいっぱいです。

もちろん日本のセイコーやシチズン、オリエントもリリースしています。

さらには新興メーカーやカジュアルウォッチ・メーカーも含めると、数えきれないほどのパイロットウォッチが売られているのです。

腕時計店の店員
パイロットウォッチの種類は豊富!
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パイロットウォッチに何を求めますか?

あなたがパイロットウォッチを欲しいと思ったとき、その時計に何を求めますか?

私は次のような条件を付けてパイロットウォッチを探していました。

パイロットウォッチに求めた条件
  • カジュアルブランドではなく、腕時計ブランドからリリースされているもの。
  • ミリタリーテイストの文字盤。
    (シンプルで見やすいインデックス、12時位置に三角マーク、蛍光塗料・・など。)
  • 自動巻きムーブメント搭載。
  • ケース径が大きすぎないもの。(40mm以下を希望。)
  • 十分な精度と耐久性、防水性を持つもの。
  • 価格が10万円以下。

Webサイトや雑誌の情報を参考に選択肢を絞っていき、ようやく辿り着いたのが「Laco(ラコ)」というブランドです。

見つけた!

私の条件にピッタリの時計だ!

以降では「Laco」というブランドについて解説するとともに、私が所有するモデルの魅力をお伝えしたいと思います。

ぜひご覧ください。

Laco(ラコ)とは

1925年、ドイツにて「Lacher & co」という腕時計メーカーが創業されました。

その社名を省略して立ち上げられたブランドが「Laco」です。

パイロットウォッチとしての精度や信頼性が認められ、第二次世界大戦の際にはドイツ空軍に納入していました。

Laco Official Site

そんな歴史のあるLacoですが、現在のラインナップにおいても主力はパイロットウォッチです。

当時の雰囲気を色濃く残しており、とにかくこれが格好いいんです!

Laco「Augsburg 39」の紹介

Lacoがリリーするモデルには「世界の都市名」が付けられています。

私が所有するのはAugsburg 39」というモデルで、「アウグスブルク」はドイツの都市名、語尾の「39」は時計のケースサイズを意味します。

ちなみに「Tokio(東京)」とか「Osaka(大阪)」というモデルもあるんですよ。

開封

こちらがLacoの外箱で、ちょっと珍しい縦長の形状をしています。

Lacoの外箱
Lacoの外箱

箱の中にはこのような腕時計ケースが入っています。

まるで大きなメガネケースみたい・・(笑)

Lacoの腕時計ケース
Lacoの腕時計ケース

ファスナーを開けると・・「Augsburg 39」が姿を現します。

ケースの中のAugsburg39

腕時計の外観

「Augsburg 39」はシンプルな3針のモデルです。

文字盤にはアラビア数字が並び、12 時位置には▲(三角)マークがあり、「これぞパイロットウォッチ」という定番デザイン!

創業当時から受け継がれるミリタリーテイストがLacoの特徴であり、魅力でもあります。

Laco Augsburg39の文字盤
Laco Augsburg39の文字盤

ケース素材はステンレス製でブラッシュ仕上げになっています。

ちなみに「Augsburg」にはケース径が39mm42mmの2種類ありますが、手首の細い私は39mmを選択しました。

風防はサファイアガラスであり、傷つく心配もなくて安心です。

針とインデックスはルミナス加工されており、暗いところでの視認性にも問題はありません。

腕時計の右サイドにはオニオン型のリューズがあります。

この形状と大きなサイズにも意味があり、パイロットが分厚い手袋をしたままで操作できるようデザインされてるんですよ。

Augsburg39のリューズ
Augsburg39のリューズ

純正ベルトには厚みのあるカーフレザー製が使われています。(ラグ幅は18mm

尾錠にもちゃんと「 Laco 」のロゴが入っていますね。

Augsburg39の尾錠
Augsburg39の尾錠

ムーブメント

裏蓋はスケルトン仕様になっており、搭載するムーブメントが見えるようになっています。

Augsburg39のムーブメント
Augsburg39のムーブメント

こちらは「Laco21」という型番の自動巻き機械式ムーブメントです。

「Laco21」というムーブメントはMiyotaの「Cal. 821A」をベースにしています。

腕時計に詳しい方なら「Miyota」をご存知かもしれませんね。

この「Miyota」いうのは日本のシチズン系のブランドです。

日本のブランドというだけで不思議と安心感が持てますね。

この腕時計の防水性能は5気圧(50m)防水ですので日常防水レベルと考えましょう。

水に沈めると浸水してムーブメントが壊れる危険がありますので注意してください。

さすがに付けて泳いじゃダメ!

スキューバダイビングする人

付属品

付属品として保証書や説明書が付いています。

Lacoの保証書・説明書
Lacoの保証書・説明書

スペック

Laco「Augsburg 39」のスペックを以下にまとめておきます。

名称Laco PILOT Augsburg 39
ムーブメントLaco21 自動巻き ( Miyota Cal. 821A ベース )
ケース素材ステンレススティール( ブラッシュ仕上げ )
ケース径39mm
(別バリエーションとして42mmのモデルもあり)
ケース裏蓋シースルーバック
風防サファイアガラス
ベルトカーフレザー(色はブラウン、幅は 18mm )
防水性5 気圧( 50m )防水
夜行処理3 針とインデックスがルミナス加工
付属品ケース、保証書、説明書
生産国ドイツ
価格60,500 円(税込)
(2023/02/14時点の価格です)
Augsburg 39のスペック

使用感について

「Augsburg39」を購入して数年間ハードに使ってますが、個人的には"とても良い時計"だと実感しています。

「気に入った点」と「ちょっと気になる点」を以下にをまとめてみました。

「Augsburg 39」を気に入った点
  • 手首のフィット感がすばらしい
    ケース径が39mmと42mmのモデルがあるので、腕の太さや好みにあわせて選択しましょう。
    私は39mmを選択したことで腕乗りがよく、かなり大満足しています。
      
  • 時間が見やすい
    シンプルな文字盤は視認性が最高で、機能的にもデザイン的にも気に入っています。
      
  • 時間の精度はまずまず
    価格的にもクロノメーター規格とは無縁ですが、日常使いで十分な精度が出ています。
    私の個体の場合は日差が+5〜10秒くらいなので優秀といえるでしょう。
      
  • プライベートでも仕事でも使える
    この手のデザインはカジュアル系のファッションと相性が良いと思います。
    意外だったのはスーツに合わせても違和感がないということです。
    派手すぎずシンプルな文字盤のおかげで仕事でも大活躍しますよ。
5つ星を出す人
「Augsburg 39」のちょっと気になる点

リューズを回したときに手に伝わってくる感触が少し頼りなく、華奢な感じがしました。

同価格帯の日本の腕時計の場合、もう少しシッカリした手応えがある気がします。

ホント細かな話なんですけどね・・

自分流にカスタムして楽しもう!

純正ベルトはブラウンの革ベルトですが、ベルトを交換すると時計の雰囲気が大きく変わります。

季節ごとに換えてみたり、その日の気分やファッションに合わせてアレンジするのも楽しいですよ♪

Augsburg39のベルト交換例
Augsburg39のベルト交換例

私の場合、汗をかきやすい夏場には「NATOベルト仕様」にしてますし・・

Augsburg39 + NATOベルト
Augsburg39 + NATOベルト

過ごしやすい気候になったら革ベルトを装着するようにしています♪

Augsburg39 + 革ベルト
Augsburg39 + 革ベルト

まとめ

パイロットウォッチは本来「機能性重視」の腕時計であり、Laco(ラコ)には当時のミリタリーテイストが色濃く残っています。

今回は「Augsburg 39」というモデルを例にその魅力をお伝えしましたが、興味を持っていただけたでしょうか?

Laco(Augsburg 39)の魅力
  • 歴史と実績のあるブランドが作った正統派のパイロットウォッチ。
  • シンプルかつ見やすい文字盤は創業当時の雰囲気を残しており、その機能性も抜群。
  • 信頼性のある機械式ムーブメント(自動巻き)を搭載。
  • 手頃な価格と造りの良さ。
  • 腕になじむフィット感。

共感していただけるポイントもあれば、「自分の好みとはちがうかな・・」という部分もあったかもしれません。

あとは時計に求める条件をアレンジしていただき、ぜひ「あなたの理想の1本」を見つけてください。

この記事がパイロットウォッチ選びの参考になれば幸いです。