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ChromeOS FlexをRAZERのノートPCに入れてChromebook化なるか!?(2023年版)

「ChromeOS Flex」の入手方法とインストール手順 ガジェット/Web
「ChromeOS Flex」の入手方法とインストール手順

一般的にパソコンといえばWindows PCとMacの2択になりそうですが、用途を絞ればChromebookもなかなか実用的です。

ハードウェアのスペックが高くなくてもサクサクと動作するのが特徴で、Chrome OS の軽快さが見えますよね。

そのChrome OSといえば2022年にGoogleから「ChromeOS Flex」が正式リリースされました。

古くなったPCやMacにインストールすれば現役活用できるかも!といことで当時も話題になりましたよね。

Redirecting

すぐに私も古めのノートPC(RAZER Stealth Blade 2016)に入れて検証してみたのですが・・

スリープから復帰できないという現象が解決できず、そのときは断念しました。(涙)

しかしあれから半年くらいが経ち、アップデートに期待して「Chrome OS Flex」に再トライしてみることにしました。

すでに不具合は解消されているかも!?

もう一度インストールしてみようっと。

本記事では「ChromeOS Flex」の入手方法やインストール手順について改めてまとめてあります。

「ChromeOS Flex」に興味のある方や、古いPCをChromebook化して現役復帰させたい方はぜひご覧になってみてください。

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「ChromeOS Flex」って?

Neverware社がリリースする製品に「Cloud Ready」という無料のOSがありました。

これはGoogleの「Chromium OS」をベースにしており、PCやIntel版のMacで動作するOSです。

そのNeverware社をGoogleが2020年12月に買収し、「Cloud Ready」をベースに開発したのが「Chrome OS Flex」になります。

まわりまわって本家のOSに生まれ変わった感じね。

そして2022年7月に「Chrome OS Flex」が正式リリースされました。

「Chrome OS Flex」をインストールするための推奨スペックは次のとおりです。

  • Intel/AMD製の x86 64ビットCPU
  • 4GB以上のRAM
  • 16GB以上の内部ストレージ
  • USBメモリからのブートが可能なこと

ただし上記の要件を満たせばすべてのPCで正常動作するというわけではありません。

個体ごとの動作に違いも出るでしょうし、インストールしてみないことには分からないというのが正直なところです。

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インストール対象のPC

今回私がインストール対象に選んだPCは「RAZER BLADE STEALTH(2016)」です。

ひと昔前のノートPCですが、そこそこのスペックがあるのでWebブラウズや事務処理くらいでは何の問題もなく使えます。

RAZER BLADE STEALTH(2016)
RAZER BLADE STEALTH(2016)のスペック
  • CPUはIntel製「Core i7 – 6500U」
  • RAMは8GB
  • 内部ストレージは128GBのSSD

前回インストールしたときは「スリープから復帰できない」という問題が出たんだけど・・

この不具合が解決されているといいなぁ。

とあえずインストールしてみよう。

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「ChromeOS Flex」の入手

Googleのサイトから「ChromeOS Flex」をダウンロードすることもできますが、この場合は名前やメールアドレス等の登録を求められてしまいます。

そこで登録不要の方法として、Chromeブラウザの拡張機能を使ったダウンロードについて解説します。

Chromeブラウザを起動後「chromeウェブストア」にアクセスし、「Chromebookリカバリユーティリティ」を検索してください。

「Chromebookリカバリユーティリティ」を検索
「Chromebookリカバリユーティリティ」を検索

「Chromebookリカバリユーティリティ」を選択し、「Chromeに追加」します。

「Chromebookリカバリユーティリティ」を追加
「Chromebookリカバリユーティリティ」を追加

さっそく拡張機能から「Chromebookリカバリユーティリティ」を起動します。

「Chromebookリカバリユーティリティ」を起動
「Chromebookリカバリユーティリティ」を起動

ここからはリカバリメディアを作成します。

あらかじめ8GB以上のメディアを用意しおき、「始める」をクリックしてください。

リカバリメディアの作成
リカバリメディアの作成

ここでは「リストからモデルを選択」をクリックします。

リストからモデルを選択
リストからモデルを選択

「Google ChromeOS Flex」および「ChromeOS Flex」を選択し、「続行」をクリックしてください。

Chromebookの識別
Chromebookの識別

するとメディアを求められますのでPCに挿入してください。

メディアの挿入
メディアの挿入

今回はUSBメモリにリカバリイメージを作成していきます。

USBメモリ
USBメモリ

メディアを選択(確認)して「続行」をクリックしてください。

メディアの選択
メディアの選択

ここで「今すぐ作成」をクリックするとリカバリイメージの作成が開始されます。

メディア内のデータはすべて削除されますので注意してくださいね。

リカバリイメージの作成
リカバリイメージの作成

リカバリデータがダウンロードされ、メディアに書き込まれるまでしばらく待ちましょう。

リカバリイメージの作成中
リカバリイメージの作成中

この画面になったらリカバリメディアの作成は終了です。

「完了」をクリックしましょう。

リカバリメディアの作成完了
リカバリメディアの作成完了

「ChromeOS Flex」のインストール

作成したリカバリメディアからPCをブートします。

BOOTデバイスの選択
BOOTデバイスの選択

インストーラーが起動されますが、デフォルトでは英語表記になっているため、まずは日本語表記に変更したいと思います。

「English(United States)」をクリックしてください。

ChromeOS Flexのインストーラー起動
ChromeOS Flexのインストーラー起動

言語とキーボードを日本語に変更し、「OK」をクリックします。

言語とキーボードの選択
言語とキーボードの選択

日本語表記に切り替わったら「始める」をクリックします。

「ChromeOS Flex」のインストーラー(日本語)
「ChromeOS Flex」のインストーラー(日本語)

「ChromeOS Flexをインストール」を選択し、「次へ」をクリックしましょう。

ChromeOS Flexのご利用開始
ChromeOS Flexのご利用開始

「ChromeOS Flexをインストール」をクリックします。

ChromeOS Flexをインストール
ChromeOS Flexをインストール

メッセージを確認し、問題なければ「インストール」をクリックしてください。

インストール前の確認メッセージ
インストール前の確認メッセージ

これで「ChromeOS Flex」のインストールが始まりますので、完了するまで待ちましょう。

「ChromeOS Flex」インストール中
「ChromeOS Flex」インストール中

インストールが完了しました。

「ChromeOS Flex」インストール完了
「ChromeOS Flex」インストール完了

「ChromeOS Flex」を起動

USBメモリを外し、さっそくPC本体を起動してみましょう。

「ChromeOS Flex」の初期起動時、言語設定をもう一度行う必要があります。

英語から日本語表記に変更しましょう。

「ChromeOS Flex」起動
「ChromeOS Flex」起動

つづいてネットワークへの接続を行います。

接続先を指定して「次へ」をクリックしてください。

ネットワークへの接続
ネットワークへの接続

ここからはChromeデバイスのユーザー設定に移ります。

「あなた」を選択し、「次へ」をクリックしてください。

ユーザー設定
ユーザー設定

Google(Gmail)アカウントを入力後、「次へ」をクリックしてログインしてください。

Chromebookへのログイン
Chromebookへのログイン

これで「Chrome OS Flex」が使えるようになりました。

Googleアカウントで紐づけられたブックマーク等も問題なく反映されているでしょうか?

「ChromeOS Flex」内のChromeブラウザ
「ChromeOS Flex」内のChromeブラウザ

「ChromeOS Flex」の動作検証

「ChromeOS Flex」が起動できたら動作検証を行いましょう。

特定の機能が動かなかったり、操作中にPCが固まったりといった不具合はありませんか?

「ChromeOS Flex」を入れても、快適に使えなきゃ意味ないですから!

ちなみに私が前回経験した「スリープから復帰できない」問題については、ほんの少しだけ解決されているようです。

復帰させようとしても一度目は失敗し、もう一度トライすると問題なく復帰できる・・という不思議な状態。(汗)

我慢できなくはないけど・・ちょっと気持ち悪いですね・・

さらなるアップデートが入ることを期待しよう。

ちなみにもう一台、別の古いPCにも「ChromeOS Flex」を入れてみたのですが、こちらでは「音が出ない」「Bluetoothを認識しない」という現象が見られました。

個体によって何かしらのトラブルを覚悟する必要があるかも・・

まとめ

「Chrome OS Flex」はGoogleリリースするOSであり、これをインストールすることでPCやIntel MacをChromebook化することが可能です。

動作が軽快なOSですので古いPCの再活用につながるかもしれませんね。

ただしすべてのPCで快適に動作するとは限らず、(私が経験したように)個体によっては何かしら問題が出ることもあるでしょう。

そのため本OSを動かす前提で(下調べなく)中古PCを買ってくるのは危険かもしれません。

使い物にならない可能性もあるわけですから・・

どうしてもChromebookを使ってみたいなら、リーズナブルな新品を買う方が得策だと思います。