正式版「ChromeOS Flex」を古いRAZERノートに入れると爆速化!?

「ChromeOS Flex」のインストール手順ガジェット
「ChromeOS Flex」のインストール手順

普段 仕事やプライベートで使われるパソコンといえばWindowsやMacでしょうが、Chromebookを上手に活用している人もいるかもしれませんね。

なんといってもChromebookはリーズナブルなものが多く、ハードのスペックが高くなくてもサクサクと快適に動作するのが特徴です。

主に教育機関や発展途上国でよく使われています。

さて、ChromebookといえばハードとOS(Chrome OS)がセットになったものを指しますが、2022年7月にGoogleからOS単体である「ChromeOS Flex」正式リリースされました。

これをPCやMacにインストールして使ってね!、というわけです。

Get Chrome OS Flex for PC or Mac - Chrome Enterprise
Install Chrome OS Flex now on your existing hardware and experience the benefits of Chrome OS on your organization's current fleet of PCs or Macs.

このOSの主な使い道といえば「古いPCの再活用」になるかと思います。

きっと「ChromeOS Flex」も軽いOSのはず!

スペックの古いPCでもサクサクと動作するのでは?

みなさんの手元にも現役を退いて眠っているPCがあるのではないでしょうか?

そんなPCでも「ChromeOS Flex」を入れてChromebook化すれば、また現役で活用できるかも!?という期待が持てます。

そうはいっても「本当にちゃんと動くのか?」「快適動するのか?」という不安はありますよね。

そこで今回は「ChromeOS Flex」を2台のPCにインストールして動作検証してみました。

本OSに興味のある方やインストール手順を知りたい方はぜひご覧になってください。

  • 「ChromeOS Flex」のインストール手順
  • PCでの動作具合を検証
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「ChromeOS Flex」とは

Neverware社の製品に「Cloud Ready」という無料のOSがありました。

これはGoogleの「Chromium OS」をベースにしており、PCやIntel Macで動作するOSです。

そのNeverware社をGoogleが2020年12月に買収し、「Cloud Ready」をベースに開発したのが「Chrome OS Flex」というわけです。

まわりまわって本家のOSとして出てきたって感じ!?

そして2022年7月、「Chrome OS Flex」が正式リリースされました。

「Chrome OS Flex」をPCにインストールするにあたり、必要なスペックは次のとおりです。

  • 86/x64アーキテクチャーのIntel/AMD製のCPU
  • 4GB以上のメインメモリ
  • 16GB以上のストレージ
  • USBメモリからのブートが可能なこと

ただし上記の要件を満たせばすべてのPCで動作するというわけではないので注意してください。

要はインストールしてみないと実際の動作具合は分からないということですね。

なにはともあれ実験的にインストールしてみよう!

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インストール対象のPCについて

今回は「ChromeOS Flex」を2台のPCにインストールします。

まず1台目は「RAZER BLADE STEALTH(2016)」

ひと昔前のノートPCとはいえスペック的にはまだまだ十分であり、今でも事務処理等では問題なく使えます。

RAZER BLADE STEALTH(2016)
RAZER BLADE STEALTH(2016)のスペック
  • CPUはIntel製の「Core i7 – 6500U」
  • メインメモリは8GB
  • ストレージは128GB

2台目はASUS「TransBook T100TA」です。

8年ほど前に購入し(当時はWindows8)、Windows10にアップグレードしましたが、さすがに動作は重くてほぼ使っていなかったPCです。

ASUS TransBook T100TA
TransBook T100TA
TransBook T100TAのスペック
  • CPUはIntel製の「Atom Z3740」
  • メインメモリは2GB
  • ストレージは32GB

TransBookはスペック的にインストールすらできない可能性も・・

とりあえずトライしてみよう。

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「ChromeOS Flex」のインストール&起動手順

Googleのサイトから「ChromeOS Flex」をダウンロードすることもできますが、この場合は名前やメールアドレス等の登録を求められます。

そこで今回は(登録なしで進められる)Chromeブラウザの拡張機能を使ったダウンロード手順を解説します。

リカバリメディアの作成

Google Chromeで「chromeウェブストア」にアクセスし、「Chromebookリカバリユーティリティ」を検索します。

「Chromebookリカバリユーティリティ」を検索
「Chromebookリカバリユーティリティ」を検索

「Chromebookリカバリユーティリティ」を「Chromeに追加」します。

「Chromebookリカバリユーティリティ」を追加
「Chromebookリカバリユーティリティ」を追加

さっそく拡張機能に入った「Chromebookリカバリユーティリティ」を起動します。

「Chromebookリカバリユーティリティ」を起動
「Chromebookリカバリユーティリティ」を起動

これよりリカバリメディアを作成します。

メディア(8GB以上)を事前に用意しおき、「始める」をクリックしてください。

リカバリメディアの作成
リカバリメディアの作成

ここで「リストからモデルを選択」をクリックします。

リストからモデルを選択
リストからモデルを選択

「Google Chrome OS Flex」および「Chrome OS Flex」を選択し、「続行」をクリックしてください。

Chromebookの識別
Chromebookの識別

するとメディアの挿入を求められます。

メディアの挿入
メディアの挿入

ここで用意したメディアをPCに挿入してください。

(私はUSBをメモリを使用しました。)

USBメモリ
USBメモリ

メディアを選択(確認)して「続行」をクリックします。

メディアの選択
メディアの選択

「今すぐ作成」をクリックするとリカバリイメージの作成が始まります。

このとき元々メディアに入っていたデータはすべて削除されますので注意してください。

リカバリイメージの作成
リカバリイメージの作成

リカバリイメージが作成されるまでしばらく待ちましょう。

リカバリイメージの作成中
リカバリイメージの作成中

リカバリメディアの作成が終わったら「完了」をクリックしてください。

リカバリメディアの作成完了
リカバリメディアの作成完了

「ChromeOS Flex」のインストール

インストール先PCのBIOSを変更し、リカバリメディアからブートします。

BOOTデバイスの選択
BOOTデバイスの選択

するとインストーラーが起動されますが、デフォルトでは英語表記になっていますので、まずは日本語表記に変更したいと思います。

「English(United States)」をクリックしてください。

ChromeOS Flexのインストーラー起動
ChromeOS Flexのインストーラー起動

言語とキーボードを日本語に変更し、「OK」をクリックします。

言語とキーボードの選択
言語とキーボードの選択

日本語表記に切り替わったら「始める」をクリックします。

「ChromeOS Flex」のインストーラー(日本語)
「ChromeOS Flex」のインストーラー(日本語)

「ChromeOS Flexをインストール」を選択し、「次へ」をクリックしましょう。

ChromeOS Flexのご利用開始
ChromeOS Flexのご利用開始

「ChromeOS Flexをインストール」をクリックします。

ChromeOS Flexをインストール
ChromeOS Flexをインストール

メッセージを確認し、問題なければ「インストール」をクリックしてください。

インストール前の確認メッセージ
インストール前の確認メッセージ

これで「ChromeOS Flex」のインストールが始まりますので、完了するまで待ちましょう。

「ChromeOS Flex」インストール中
「ChromeOS Flex」インストール中

インストールが完了しました。

「ChromeOS Flex」インストール完了
「ChromeOS Flex」インストール完了

「ChromeOS Flex」を起動

「RAZER BLADE STEALTH」「ASUS TransBook T100TA」の2台とも無事にインストールはできました。

TransBookはメモリが2GBしかないのでエラーになるか心配でしたが

とりあえず完了しました。

ではUSBメモリを外し、さっそく起動してみましょう。

「ChromeOS Flex」の初期起動時は再度言語の設定から始まります。

英語から日本語表記に変更します。

「ChromeOS Flex」起動
「ChromeOS Flex」起動

つづいてネットワークへの接続を行います。

接続先を指定し、「次へ」をクリックしましょう。

ネットワークへの接続
ネットワークへの接続

Googleの利用規約に「同意して続行」します。

Google利用規約
Google利用規約

ここからはChromeデバイスのユーザー設定に移ります。

「あなた」を選択し、「次へ」をクリックしてください。

ユーザー設定
ユーザー設定

Google(Gmail)アカウントを入力して「次へ」をクリックすると Chromebookにログインされます。

Chromebookへのログイン
Chromebookへのログイン

これで「Chrome OS Flex」が使えるようになりました。

Googleアカウントで紐づけられているのでブックマーク等も反映されているはずです。

「ChromeOS Flex」初期画面
「ChromeOS Flex」初期画面

とりあえず「設定」画面を開いて「アップデートを確認」しておきましょう。

Chrome OSについて
Chrome OSについて

「ChromeOS Flex」の動作検証

ここまで2台とも順調に作業が進んできましたが、それぞれで"快適に使えるか!?"が一番重要です。

さっそく見ていきましょう。

「RAZER BLADE STEALTH」の場合

そこそこのスペックを持っているPCなので「ChromeOS Flex」の動作は快適そのもの!

WebアクセスやYouTubeの動画再生など、すべてがサクサク動きます♪

これは最高じゃん!

・・そう思ったのも束の間、1つだけ問題を見つけてしまいました。

スリープからの復帰がうまくいかないのです。

ディスプレイを閉じたらスリープするのはいいんだけど、

開いても画面が真っ黒で何もできません。(涙)

ノートPCを使う以上、これはちょっとイタすぎますね・・

どうやらこれは(前身のOSである)「Cloud Ready」の頃から抱えている問題のようで、まだ解決しきれていないのかもしれません。

OSのアップデートで早期解決を願いたいものです。

「ASUS TransBook T100TA」の場合

こちらのPCに関してはいろいろ問題が出ましたね・・

とりあえず動作はしますがスピード的に快適とはいえず、正直言ってかなり不満です。

そしてたまに画面の表示が崩れることもあります。

いくら「ChromeOS Flex」が軽いとはいえ、CPUが「Atom」でメモリが「2GB」では無理なのかもしれませんね。

スペック的にも最小要件すら満たしていないので仕方ないかも・・

まとめ

「Chrome OS Flex」はGoogle自身がリリースする無料のOSであり、これをインストールすることでPCやIntel Macを"Chromebook"化することができます。

もともと動作が軽快なOSですので、うまくいけば古いPCの再活用につながるかもしれません。

ただしどんなPCでも快適に動作するわけではなく、(今回私が体験したように)現状では何かしら問題が出ることもあるでしょう。

自宅に眠ってるPCで「Chrome OS Flex」を試すのはいいでしょうが、わざわざ中古PCを買い求めるのは危険かもしれません。

「買ったはいいけどトラブルばかりで使えない」ことになったら逆に損ですからね。

どうしてもChromebookを使いたいなら、リーズナブルな新品を買う方が得策だと思います。