【実験】Chrome OS Flexを入れればどんな古いPCでも快適動作する?

Chrome OS Flexガジェット

仕事やプライベートでWindowsやMacを使っている人は多いでしょうが、Chromebookを持っている人は少ないかもしれません。

市場にあるChromebookはリーズナブルなものが多く、ハードのスペックが高くなくてもサクサクと快適に動作するのが最大の特徴です。

Google公認のChromebookといえばハードと「Chrome OS」がセットになっていすが、先月 Google自身より、PC や Intel Macにインストールする無料のOS「Chrome OS Flex」が発表されました。

Get Chrome OS Flex for PC or Mac - Chrome Enterprise
Install Chrome OS Flex now on your existing hardware and experience the benefits of Chrome OS on your organization's current fleet of PCs or Macs.

動作の軽い「Chrome OS」なら、

(使い道のなくなった)古いパソコンでも快適動作するのでは?

「Chrome OS Flex」を入れることで古いPCをChromebook化し、再活用できるなら嬉しい話ですよね。

ただ「本当に古いPCでも動くのか?」「動作速度はどのくらいなのか?」、多くの方が気になるところでしょう・・

そこで今回、「Chrome OS Flex(開発版)」をダウンロードし、試しに(8年ほど前の!)古いPCにインストールしてみることにしました。

はたして快適動作するPC生まれ変わるのでしょうか?

  • Chrome OS Flex のインストール手順
  • どんな古い(低スペックな)PCでも快適動作するのか?
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Chrome OS Flexとは

Neverware社がリリースする製品に「Cloud Ready」という無料のOSがありました。

これはGoogleの「Chromium OS」をベースにしており、PCやIntel Macで動作するOSです。

そのNeverware社をGoogleが2020年12月に買収し、今度は「Cloud Ready」をベースに開発したのが「Chrome OS Flex」なのです。

回り回って本家本元のOSになったって感じ!?

現在ダウンロードできるのは「Chrome OS Flex」の開発版になります。(2022/003/10現在)

安定版についてはもう少し先のリリースとなるようですね。

「Chrome OS Flex」をインストールする上で必要なスペックは次のとおり。

  • 86/x64アーキテクチャーのIntel/AMD製のCPU
  • 4GB以上のメインメモリ
  • 16GB以上のストレージ
  • USBメモリからのブートが可能なこと

上記の要件を満たせばすべてのPCで動作するというわけでもなく、さらに現状まだ"開発版OS"ということもあり、要はインストールしてみないと動作具合は分かりません。

とりあえず実験的に試してみましょう!

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インストール対象

今回私が試すのはASUSの「TransBook T100TA」というモデルです。

8年ほど前に購入し(当時はWindows8)、Windows10にアップグレードしましたが、さすがに動作が重くてあまり使っていなかったPCです。

ASUS TransBook T100TA

ただスペック的にも「Chrome OS Flexが使えるのか?」怪しい部分があります。

  • CPUはIntel製の「Atom Z3740」
  • メインメモリは2GB
  • ストレージは32GB
  • USBメモリからのブートは可能

インストールすらできない可能性もあるけど・・

とりあえずトライしてみよう。

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Chrome OS Flex のインストール手順

Googleのサイトから「Chrome OS Flex」をダウンロードする場合、名前やメールアドレス等を登録しなければいけません。

しかしChromeブラウザの拡張機能を使うことで"それらの登録なしで"ダウンロードすることが可能です。

Google Chromeで「chromeウェブストア」にアクセスし、拡張機能「Chromebookリカバリユーティリティ」を追加します。

Chromebookリカバリユーティリティ

Chromeに追加した「Chromebookリカバリユーティリティ」を起動します。

メディア作成用に私はUSBメモリを用意しました。

Chromebookのリカバリメディアの作成

「モデル番号」は入力せず、リンク「リストからモデルを選択」をクリックします。

リストからモデルを選択

こちらで「Google Chrome OS Flex」および「Chrome OS Flex (Developper-Unstable)」を選択します。

「Chrome OS Flex」を選択

USBメモリを接続し、それを選択したら「続行」します。

USBメモリを選択

リカバリイメージの作成が始まります。

そこそこ時間が掛かりますので、終わるまで待ちましょう。

リカバリイメージの作成

リカバリ用のUSBメモリを対象のPCに接続したら(BIOSを変更して)USBブートし、インストールを始めましょう。

インストール中はなぜか「Cloud Ready 2.0 をインストールしています・・」と表示されますね。

まだ開発版だからでしょうか・・

Chrome OS Flexをインストール

心配していたインストールも無事終わったようです。

メモリが2GBしかないけど、できちゃいました。

つづいて言語設定やWi-Fi設定を行い、Googleアカウントでのログインを行います。

Googleアカウントでログイン

これで「Chrome OS Flex」が使えるようになりました。

Googleアカウントで紐づけられているのでブックマーク等も反映されているはずです。

Chromeデバイスへようこそ

動作検証の結果

まずは「設定」画面を開いて「アップデートを確認」しておきましょう。

Chrome OSについて

さて、このノートPC「TransBook」で「Chrome OS Flexが動作するか? 快適か?」についての結論ですが・・

動作はしますが、スピード的にはそれほど快適ではありませんでした。

いくら「Chrome OS」が軽いとはいえ、CPUが「Atom」でメモリが「2GB」では限界なのでしょう。

さすがにこのスペックで"サクサク動作"は無理かぁ・・

あと、たまに画面表示が崩れることがありますね。

まだ"開発版"のOSですから、細かい不具合は残っていても仕方がありません。

随時修正されていくのでしょう。

それよりも問題だったのが「音が出ない」ことです。

本体スピーカーが鳴らないのはもちろん、ヘッドホンを使ってもダメでした・・

"安定版"では解決されるのでしょうか。

リリースを待って再度試してみようと思います。

これじゃぁ YouTubeを楽しめないなぁ・・

まとめ

「Chrome OS Flex」はGoogle自身がリリースする無料のOSであり、これをインストールすることでPCやIntel Macを"Chromebook"化することができます。

もともと「Chrome OS」は動作が軽快なOSですので、古いPCの再活用にかなり期待が持てそうですよね!

もし自宅に眠ってるPCがあるのでしたら「Chrome OS Flex」を試してみることをオススメします。

一方で、このOSを試すためだけに中古PCを買い求めるのは控えましょう。

というのも(今回私が体験したように)現状ではハードスペックに依存する部分がいろいろありそうです。

"買ったはいいけど「Chrome OS Flex」が動かなくて逆に損した!"なんてことになったら悲しすぎますからね。

どうしてもChromebookを使いたいなら、リーズナブルな新品を買うのがベストです!