みなさんは本をよく読みますか?
好きな作家の小説やマンガを読んだり、いろんな週刊誌・月刊誌を定期購読するのは楽しいですよね。
ビジネス本や資格関連の参考書などは自身のスキルアップにも役立ちます。
そんな "本が大好きな人" にこそオススメなのが「Kindle」、つまり「電子書籍」です。
「Kindleってなに?」という方もいれば、ご存知だとしても「やっぱり紙の本でないと読んだ気がしない!」という方もいるでしょう。
電子書籍なんて私はダメだわ!
「紙の本」「電子書籍」各々に良い点/悪い点がありますし、読書スタイルだって人それぞれです。
私はどちらか片方だけに固執するつもりはなく、2つをバランスよく併用してこそ、快適な読書ライフを送れると考えます。
これから「より便利に」「よりお得に」本を楽しむための Kindle活用法(併用法)を解説します。
もし興味を持っていただけたら嬉しいです。
- Kindleがあると何できるの?
- 「紙の本」「Kindle本(電子書籍)」のデメリットを補い合い、併用するのがベスト!
- Kindle Unlimitedサービスを活用しよう。
紙の本のメリットとデメリット
本屋さんに行っても欲しい本がなければ帰るしかありません。
アマゾンなどのネットショップを利用しても、届くまでのある程度の時間は掛かってしまいますよね。
モノを手にするまでは待つ
紙の本の場合、これはどうしようもないことです。
次に、読み終わった本は本棚に片付けますよね。
これまで読んだ本を"本棚にずらーっと並べる"のは不思議と楽しいものです。
コレクション欲が満たされる!(嬉)、そんな感覚でしょうか。
その一方で(物理的なモノである以上)どうしても収納するためのスペースが必要になります。
増えすぎると置き場が足らなくなるでしょうし、不要になっても処分に困ることだってあるでしょう。
ところで、あなたは旅のお供に本を持って行ったりしますか?
その場合もやっぱりスペースが問題になるなずで、カバン入れるのはせいぜい2、3冊程度ではないでしょうか。
たくさん持っていきたいけど
本ってかさばるし、重いから・・
あと、紙でできている以上、時が経つにつれて傷んできたり、黄色く変色したりなど・・劣化するのは避けられません。
Kindleのメリットと選び方
Kindleとは
Kindleは小型のタブレットのような見た目のデバイスです。
本は電子書籍という"単なるデータ"で提供され、これをKindleを使って読みます。
「紙の本」と比べて Kindleを使うと次のようなメリットがあります。
Kindleのラインナップ
アマゾンが販売するKindleシリーズには、「Kindle」「Kindle Paperwhite」「Kindle Oasis」の3タイプがあります。(2022/02/25 現在)
(Kindleシリーズに関する詳細はこちらをご覧ください。)
「 Kindle < Kindle Paperwhite < Kindle Oasis 」の順で高性能になり、価格も高くなります。
Kindleの選び方
まず各Kindleのスペックを比較してみましょう。
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
価格 | ¥8,980 〜 | ¥14,980 〜 | ¥29,980 〜 |
画面サイズ | 6インチ | 6.8インチ | 7インチ |
容量 | 8GB | 8GBと32GB のモデルあり | 8GBと32GB のモデルあり |
解像度 | 167ppi | 300ppi | 300ppi |
LEDフロントライト | 4個 | 17個 | 25個 |
防水機能 | なし | あり | あり |
充電端子 | micro USB | USB-C | micro USB |
本体カラー | 黒/白 | 黒 | グレー |
その他 | 最廉価 | シグニチャーエディションあり | アルミボディ 物理ボタン搭載 |
僕にはどのKindleが向いているんだろう?
「あなたはKindleを使ってどんな本を読みたいですか?」
そんな基準で選んでみるといいですよ。
小説など、文字が主体の本を読みたい人は
小説やエッセイやビジネス書など、文字が主体の本を読む方でしたら最廉価モデルの「Kindle」で十分に満足すると思われます。
文字のみのデータはサイズも小さく、容量8GBあれば数千冊もの本が入ります。
解像度は167ppiと低いですが文字はちゃんと読めます。
とはいえ画面サイズはやっぱり小さいと感じるかもしれません。(6インチ)
視力が低い(もしくは老眼の)人の場合は画面サイズの大きな「Kindle Paperwehite」も検討してください。
マンガをメインで読みたい人は
マンガを楽しみたい人でしたら「Kindle Paperwhite」もしくは「Kindle Oasis」をオススメします。
マンガのような細かな「画」を表現する場合、ディスプレイの解像度がとても重要になってきます。
「Kindle Paperwhite」や「Kindle Oasis」は300ppiと高解像度ですので最適といえるでしょう。
あと、マンガデータはサイズが大きいので容量が8GBでは足りない人もいるかもしれません。
大量のマンガを入れておきたいなら32GBモデルを選ぶ方が得策です。
通常の「Kindle Paperwhite」はこちら。
「Kindle Paperwehite シグニチャーエディション」を選べば、メモリ容量は32GBになります。
「Kindle Oasis」は値段が高めですが、アルミ筐体ということもあって高級感があります。
こちらもメモリが8GBと32GBのモデルがあります。
カラー雑誌を読みたい人は
ファッション雑誌などカラー写真が多用されている各種雑誌については、そもそもKindleには向いていないと考えてください。
Kindleのディスプレイは白黒表示ですので(表示はされますが)とにかく読みにくいです。
この手の雑誌を楽しみたいのでしたら、iPadなどのタブレットを使ってください。
「Kindleアプリ」をインストールして読めば快適です。
お風呂場で読書したい人は
中にはお風呂場でゆっくり読書を楽しみたい人もいるでしょう。
そのような方は防水性能を備えた「Kindle Paperwhite」や「Kindle Oasis」を選ぶと安心です。
Kindleの実機レビュー
私は主に小説を楽しむために最廉価の「Kindle(第10世代)」を活用しています。
この章では実機写真とともに使い心地やメリット/デメリットについて解説します。
外観
Kindleのサイズは文庫本くらいで、重さも174gと軽く、どこにでも持って行けるので重宝しています。
ちなみにカラーはホワイトを選びました。
裏面も真っ白なので、使い込むと汚れが目立つかもしれません。
端子類はすべて本体下に集中しています。
といっても(左から順に)micro USB端子、電源ランプ、電源スイッチしかありません。
画面表示
ホーム画面には(本棚のように)自分が購入した本が並びます。
スマホやタブレットに慣れた人が初めてKindleを使うと、ディスプレイに"違和感"を感じるでしょう。
Kindleのディスプレイには一般的な「液晶」ではなく「電子ペーパー」が使われています。
この電子ペーパーにはメリットもあればデメリットもありますので、購入前にぜひ理解しておいてください。
サクサク動作するスマホに慣れていると、電子ペーパーの画面遷移の遅さは特に気になるはずです。
ディスプレイサイズは小さいですが、明るさやフォント、文字サイズは自分の好みに合わせて変更できますので安心してください。
電子書籍の購入
このKindleがあればアマゾンで売られている本(Kindle本といいます)を購入することができます。
(本の購入にパソコンやスマホは必要ありません。)
画面メニューの「ストア」を選択すると、現在販売中のKindle本を見ることができます。
購入したい本があれば画面をタップするだけ!
即、Kindleにデータがダウンロードされます。
ダウンロードが終わり次第 Kindleで読めてしまうので、この手軽さは本当に便利ですよ。
本屋さんに本を買いに行く手間も必要なければ、紙の本とちがい「売り切れ」という概念すらありません。
読みたいと思ったら、すぐ買って読めるんです!
Kindleのデメリット
これまでKindleのメリットばかり述べてきましたが、デメリットがないわけではありません。
これまで私がKindleを使ってきて、これだけは「紙の本」には勝てないと感じる点があります。
それは 知識をインプットしたいときならKindleは不向き ということです。
以前、ある資格を取ろうとして"参考書のKindle本"を購入したのですが、Kindleを使って読んでいても思うように頭の中に入っていかないのです。
そのときの不満点に感じたのは次のような点です。
- 重要箇所を蛍光ペンで塗りたくても、Kindleではそうはいかない。
- 本の中に自分のメモを書き加えたくても不可能。
- 紙の本をパラパラとめくるようなことがKindleではできず、目的のページにたどり着くのが大変。
いろいろ自由にはできない・・
(Kindleにもそれっぽい機能はあるのですが、使いやすいとは思えませんでした。)
もし紙の本ならこうでしょう。
- いろんな色の蛍光ペンを使い分けて重要箇所を分かりやすくマーキングできる。
- 赤ペン使って自分の言葉を自由に書き込める。
- 大事なページや再確認したいページに付箋紙を貼ったり、折り目を入れたりできる
要は 自分が覚えやすいよう本そのものをカスタマイズできる のです。
このようにKindleにもデメリットはあり、そこは「紙の本」が得意とする点でもあるのです。
このような経験を踏まえて、私は本の種類によって「Kindle本を買うのか」「紙の本を買うのか」を切り替えるようにしています。
「Kindle本」と「紙の本」、お互いの特徴を活かして併用することこそがベストだと私は考えます。
Kindle Unlimited
アマゾンが提供する「Kindle Unlimited」というサービスをご存知でしょうか?
このサービスに加入すると月額980円で豊富な電子書籍(Kindle本)が読み放題になるんですよ!
本が好きな人にとっては"超お得"ですので、ぜひ活用してほしいです。
アマゾンで本のページを見ていると下のような記載を見かけることがあるでしょう。
サービス加入者は「¥0 Kindle Unlimited」という記載がある本はすべてタダで読むことができます。
月に2冊ほど読むだけで980円分の元は取れちゃいますよ。
それにダウンロードした本が面白くなかったとしてもタダなら何の痛手もありませんよね。
「気になったら即ダウンロード!」そんな軽い気分で本が楽しめるのです。
Kindle持ってるなら、このサービスもぜひ活用すべきです!
毎月たくさんの本が読めますよ〜。
アマゾンで売られているすべての本が「Kindle Unlimited」の対象となっているわけではありません。
この点は注意してください。
商品ページに「¥0 Kindle Unlimited」という記載がある本に限ります。
まとめ
Kindleがあれば「本を検索」→「購入」→「読書」という一連の流れを、すべてこれ一台で完結することができます。
読みたいと思った本が即読めますし、購入したすべての本が小さなKindleに入りますので、旅先でもどこでも持ち運べるなどメリットはたくさんです。
その反面、Kindle本にも苦手なことはありますので、紙の本とうまく使い分けることを提案します。
各々のメリットを活かすことで、あなたの読書ライフはさらに充実したものになるでしょう。
そしてKindleを使うなら「kindle unlimited」サービスもぜひ活用しましょう♪
月額たった980円で豊富なKindle本が読み放題になるなんて超お得!
大好きな本をたくさん読みましょうね。