Macユーザーもメカニカルキーボードを使いたい!!
しかし売られている製品の多くはWindows向けですし、中にはWindows/Mac兼用モデルもありますが、キー配列をよく見るとWindows寄りになってるんですよね・・
Mac専用の日本語配列のメカニカルキーボードとなると"かなり希少"なのです。
東プレの「RealForce R3(Mac配列)」もその内の1つですが、(すごく良いキーボードなんでしょうけど)3万円以上する価格がネックになります。

もう少し安くて打鍵感の良いMac専用のキーボードってないの?
そこで今回はメカニカルキーボドが気になるMacユーザーに向けて「Matias Tactile Pro」という製品を紹介します。
実はこのキーボード、"知る人ぞ知る"ALPUSスイッチが再現されており、ネットショップを利用すれば1.3万円程度の実売価格で手に入りそうです。
ALPUSスイッチって?
最近のメカニカルキーボードで使われているスイッチといえば、CHERRY MXの「赤軸」「茶軸」「青軸」などが有名ですよね。
ところがひと昔前(80〜90年代)にさかのぼると、日本メーカーのアルプス電子製のスイッチが絶対的な存在だったことをご存知でしょうか?
当時のApple純正キーボードに「Apple Extended Keyboard」という製品がありましたが、このモデルにはALPUSスイッチが使われていました。
このキーボードの打鍵感は素晴らしく、今でも一部の人たちはデッドストック品を探し求めています!?
というのもALPUSスイッチは既に生産は終了しており、新品で入手することははかなり困難なのです。

そこに目を付けたのがMatias社で、当時のALPUSスイッチをベースに改良を加え、好評だった打鍵感を再現したスイッチを作り出したのです。
これから紹介する「Matias Tactile Pro」というキーボードには、このMatiasスイッチが搭載されています。
その特徴はCHERRY MXの「青軸」に似ていて、打鍵時に「カチッ」という音と共に適度なクリック感が指に伝わってきます。
「Matias Tactile Pro」のレビュー
私はアマゾンで「Matias Tactile Pro」を購入しました。

さっそく開封しましょう。

同梱物としてMacに接続するためのケーブルが2本入っていました。
この2本は長さが異なるだけで、ともに「micro USB to USB Type-A」のケーブルです。

ケーブルと一緒に「USB-Type-A to Type-C」の変換アダプタも入ってます。
MacBookなどUSB Type-Cオンリーのモデルで使うための配慮でしょうね。

説明書的なモノは「クイックセットアップ」の用紙オンリーです。
この裏面は保証書になっています。

キーボード本体は真っ白で、サイズはけっこう大きめ、そして丸みを帯びたデザインになっています。
なんとなくレトロな雰囲気を感じますね。

型番 | FK302-JP |
配列 | 日本語配列 |
色 | ホワイト |
サイズ | 幅460mm × 奥行165mm × 高さ35mm |
重量 | 1,250g |
キーボードを側面から見ると丸く反っているような形状で、そこそこの厚みがあります。

底面にはスタンドが付いていて角度調整が可能です。

Macとの接続方式は有線のみであり、本体奥のmicro USB端子に付属のケーブルを刺します。

このキーボードにはUSBハブの機能も備わっていて、「USB 2.0」端子が3つがあります。

ご覧のようにキー配列はMac専用の日本語配列です。
キートップの文字はレーザー印字されていて、長期間の使用にも耐えて消えることはなさそうです。

「Matias Tactile Pro」を使いはじめてすぐに「打鍵感の良さ」を感じるはずです。


キーをたたくと「カチッ」という音とともにクリック感が指に伝わってきます。
とても気持ち良くタイピングができるんです♪
「RealForceやHHKBにも負けてない」という声もネット上でチラホラ見られます。
打鍵感に関しては人それぞれ好みがあるでしょうが、個人的にはかなり気に入りました!
自宅にPowerMacG3〜5時代のApple純正のキーボードがあったので並べてみました。
2つとも真っ白で雰囲気がなんとなく似ていると思いませんか?


当時のMacって白いイメージがあったよね。
気になる点
このキーボードを使っていて気になる点は「打鍵音がうるさい」ことでしょうか。
けっこう大きな音が出るので会社で使うと周りの迷惑になったりするかも・・
(本人は気持ちよくキーボードを叩いてるつもりが、同僚たちは耳障りに感じるかもしれません。)

もちろん自宅の自分の部屋で使う分には何の問題もありません。
次に「キーの重さ」です。
タイピングしてると割と重めに感じるので、人によっては長時間の入力が負担になるかもしれません。
私個人としては、この重さが打鍵感の良さにつながってる気がして「むしろ好き」ですけどね♪
最後に「キーボードの厚み(35mm)」を気にする人がいるかもしれませんが、パームレストを用意すればいいので大きな問題にはならないでしょう。

以上のように少しクセがあるキーボードですので、使う人や場所を選ぶかもしれませんね。
まとめ
メカニカルキーボードを探しているMacユーザーのみなさんなら「Matias Tactile Pro」に興味を持ったのではないでしょうか。
希少なMac専用の日本語配列モデルですし、RealForceやHHKBにも負けない打鍵感はかなり魅力的だと思います。
機会があれば「タイピングの気持ちよさ」を体験してみてくださいね〜♪