ときどき知人から「はじめて機械式腕時計を買うなら何がいいかな?」と聞かれることがあります。
こんなとき私が真っ先におすすめする時計はオリエントですね。
日本製のもので手頃な機械式といえばセイコーあたりを挙げるのがセオリーなのでしょうが、オリエントには個人的な思い入があるからなんです。

オリエントの腕時計はいかがでしょう?
個人的にはイチ推しのブランドです。
いま私の手元には15年以上前に購入した「オリエントスター」という腕時計があります。
わりと安価な部類に入る機械式腕時計ですが、一度も不調になることなく今でも快調に動きつづけていますよ。
今回はその「オリエントスター」の特徴を紹介することで、オリエントの魅力をお伝えできればと思っています。
これからどんな時計を買おうか迷っている人にとって参考になれば幸いです。
オリエントとは?
もしかするとオリエント自体をご存知ない方もいるかもしれませんね。
実は1950年創業という歴史のある日本の老舗メーカーで、魅力的な機械式腕時計をたくさん作ってきた実績があります。
現在はセイコー・エプソン傘下の1ブランドという位置付けです。
個人的な印象としては「良質な機械式腕時計をコツコツと作りつづけてきた真面目なメーカー」といったとこでしょうか。

オリエントスター・クラシックとの出会い
私が腕時計に興味を持ちはじめた頃、ふと手に取ったオリエントの製品カタログの中で1つのモデルが気になりました。
下の赤枠で囲った腕時計です。


クラシカルな文字盤が素敵だなぁ〜。
なんとなくロレックスのエクスプローラー(1016)の雰囲気もあるような。
実物を置いてあるお店を探し、ようやく見つけました。

カタログの写真よりも実物は全然良かったので即決でしたね。
定価は43,000円(税抜)でしたが、実売価格は3万円台だったような記憶があります。
オリエントスター・クラシック(WZ0091FD)の紹介
私が購入したのは「オリエントスター・クラシック」シリーズの「WZ0091FD」というモデルです。
クラシカルな雰囲気の文字盤がポイントですね。

ケースおよびベルトはステンレススチール製です。
ケース径は37mmと小ぶりですが、個人的にはこのくらいのサイズが一番バランスがいいと思っています。
文字盤の12時位置にはパワーリザーブの針が備わっているのもポイントです。
ゼンマイをフルに巻けば40時間も動きつづけるとのこと。


ブルーの針が格好いい!
日付表示があるのもビジネス的に役立ちますね。
裏蓋はスケルトン仕様になっており、搭載された機械式(自動巻き)ムーブメントを見ることができます。
カタログ上のスペックでは日差が「+25秒 ~ -15秒」とのことですが、この個体は今でも「+5秒」くらいで動いてるのでホント優秀ですね!


ムーブメントの動きを見てると「生きてる」みたいねー。
ベルトには「プッシュ三つ折式中留め」のものが使われています。
正直言うとベルトの質感は「値段相応かな」という印象を受けますが、シャカシャカ音がするような安っぽさはないのでご安心を。

重量は約120gなのでそれほど重くは感じませんね。
ケースサイズが小ぶりなので腕に巻くと"しっくり"きますよ。

オリエントスターをおすすめする理由
今回紹介したオリエントスターは2006年に購入して以来ずっと使いつづけてますが、一度も故障することなく時を刻んでいます。
「精度」が優秀な上に「耐久性」も素晴らしいことは実証済みというわけですね。
これなら機械式腕時計にあまり詳しくない方でも、特に気を遣うことなく日常使いができると思います。
ちなみに今はNATOベルトに交換するなどアレンジして楽しんでいます。
今後もずっと使いつづけたいですね。

最初は見た目でオリエントを選んだわけですが、値段とスペックを考慮するとコスパに優れた腕時計であることはまちがいありません。
まさに機械式腕時計デビューに最適な1本と言えるのではないでしょうか。

超おすすめです!
現行オリエントのラインナップは(私が購入した当時以上に)豊富ですので、ご自分の好みにあった1本を見つてください。
まとめ
長期間「オリエントスター」を使ってきて精度や耐久性には大満足しており、コスパに優れてた腕時計だと感じています。
ラインナップもかなり豊富ですので、これから機械式腕時計デビューされる方にもぜひ手に取っていただきたいですね!
もっとカジュアルでスポーティーなものをご希望でしたら、ダイバーズウォッチをチョイスしてもいいかもしれません。
同じオリエントからは「MAKO2」という魅力的なモデルが出ていますので、よかったら下の記事もご覧ください。