ママチャリに乗っていた頃は気にもしませんでしたが、ロードバイクやクロスバイクに乗りはじめて痛感したのがサドルの重要性。
この手の自転車で長時間走っているとお尻や股間が痛くなることってありますよね・・

サドルの高さ・前後位置・角度を調整したり、自分の運転姿勢を見直したり、パッド付きのレーパンを履いたりすればある程度の対策はできます。
でもやっぱりサドルの形状や素材が重要で、自分のお尻(の形状)にフィットさえすれば一気に改善されることでしょう。

しかしそんな理想のサドルが簡単に見つかるはずはなく、ひたすら探しつづけて"サドル沼"に足を踏み入れた人も多いのではないでしょうか。
いろんなサドルの情報を集めている方に向けて、今回は Sella Italia(セライタリア)がリリースする「STORICA(ストリカ)」というサドルを紹介します。
このサドルの大きな特徴は革製であることで、私は経年変化を期待して購入しました。

使い込めば革が馴染んできてお尻にフィットするよう変化するのでは!?
見た目もかなり格好いいサドルですので、一目惚れしちゃうかもしれませんよ!(笑)
Sella Italia(セライタリア)
120年もの歴史があるイタリアのサドルメーカー「Selle ITALIA」をご存知でしょうか?
そのメーカーが持つ革サドルブランドに「Sella Italia」があります。
(2つのスペルをよく見ると、「e」と「a」とで微妙に異なっていますね。)

現在の主流はカーボンなどの素材を使ったスポーツサドルですが、このブランドはあえて創業当時のように革を使い、最新の技法とクオリティで製造しています。
そんな「Sella Itaria」が作るサドルの中から、次章からは「STORICA(ストリカ)」というモデルを紹介します。

まず見た目が気に入って購入しました。
うちの自転車に付けてみたくって!
STORICA(ストリカ)のレビュー
まるで革靴を開封するときのようにワクワクしますね。

こちらが「STORICA」という革サドルです。
カラーバリエーションとしてBLACK(黒)/HONEY(茶)/GREEN(緑)の3色があり、写真は「GREEN」のモデルになります。


格好いいですよね〜!
個人的には細身のデザインが好みなので、これはまさに理想の形状です。

随所にあるリベットや「Sella Italia」と書かれたプレートにより、クラシカルな雰囲気が漂っています。

片方のサイドにはこのような刻印も施されています。
「革製品」としての質感も良く、非常に満足度が高いですね。

後方からのシルエットはこんな感じです。
サドルバッグを取り付ける金具も付いています。

つづいてサドルの裏側を見てみましょう。
金属のフレームでサドルの先端と後端を支えるような構造になっていますね。

金具の締め具合によって「革の伸び」を調整可能です。

ちなみに重量は505gですので、現代のサドルとしては重い方かもしれません。
付属品
ここでは同梱されている付属品を紹介します。
まずこちらはサドル調整用の工具であり、革の"伸び具合"を調整するためのものです。

つづいて革のメンテナンス用クリームです。
革靴と同様、クリームを使って定期的に手入れすれば永く質感を保つことができるでしょう。


ずっと大切に使いたいからね。
しっかり手入れしなきゃ!
そしてこのような巾着袋も付属しています。
おそらく保管用のものでしょうが、別の用途にも使えそうですね。

STORICAの感想
サドル形状が(私好みの)細身ということもあり、初走行から良い感触を得ています。
その後しばらく使っていますが革自体はまだ硬いままですね・・
いずれ時間とともに革は馴染んでくるでしょうし、お尻にピッタリ合ってくれることを期待しています。

革製品としての質感は非常に高く、クラシカルな雰囲気も素敵ですよ。

私的には大満足!
みなさんにオススメしたいですね。
まとめ
「STORICA」を入手して、ちょうど革靴や革の鞄を所有するのと同じような満足感を得ました。
これからきちんとメンテナンスしていけば良い具合に経年変化していくことでしょう。
革が馴染んでお尻にフィットしてくれることを期待して、ずっと愛用していきたいと思います。
これ以外に「MITICA」という座面の形状が異なるモデルもありますよ。