気軽に機械式腕時計デビューしたい人にとってSEIKO 5(セイコー・ファイブ)は魅力的な選択肢になるでしょう。
ただ・・SEIKO5はとにかくバリエーションが豊富にあるため、どれか1本を選ぶとなるとかなり迷うことになりそうです。

価格が手頃なこともあって、何本もコレクションしちゃう人がいるんですよ。
まさに「SEIKO5沼」ですね。(笑)
そんなSEIKO5の中で、私が「推しの1本」を挙げるとすればこちらのモデルです。


グランドセイコーのGMTモデルに雰囲気が似ているような・・
はたまたロレックスのエクスプローラーⅡにも似てるような・・
今回は上の5モデルのうち、全身が真っ黒の「SNKE03KC」に焦点を当てて紹介したいと思います。
見たらきっと欲しくなっちゃいますよー。
「SNKE03KC」の特徴と魅力
リーズナブルなSEIKO5とはいえ、しっかり専用ケースも用意されています。

そしてこちらが「SNKE03KC」というモデルです。
ケースもベルトもブラックIP処理が施されており、オールブラック仕様になっています。
といっても単一な黒一色ではなく、艶ありブラックと艶なしブラックを塗り分けてメリハリを付けているんですよ!


この見た目から「黒い稲妻」という愛称で呼ばれています。
付属品は保証書と取扱説明書です。

ケース径は約36mmで、厚みは約12mmです。
小ぶりなボーイズサイズの時計ですので、腕の細い人や女の人でも違和感なく装着できるでしょう。

3針タイプであり、3時位置にはデイデイトの表示(曜日は英語とスペイン語の表記)もあります。
ドルフィン針やバーインデックスはセイコーファンにとっては大好物かもしれませんね。(笑)
風防はハードレッククリスタルです。(さすがにサファイアガラスというわけには・・)

竜頭が4時位置にある点もセイコーっぽいですよね。

ベルトは「巻きブレス」タイプになります。
振るとシャカシャカという音がしますし、この辺りに"コストカット"を感るのは否めません。

バックルは三つ折れプッシュ式です。

裏蓋はスケルトン仕様になっており、自動巻ムーブメント(cal.7S26)を見ることができます。
5気圧防水ですので日常生活防水程度と考えましょう。

手巻き機能 | なし |
秒針ハック機能 | なし |
パワーリザーブ | 約40時間 |
日差 | +45秒 〜 -35秒 |

ちなみに私の個体は「日差が+3〜5秒」という精度で動いています。
これはかなり優秀ですよね。
ベルトのサイズ調整
「巻きブレス」のサイズ調整は初めてという人も多いでしょう。
尖ったモノで赤丸部分を矢印の方向に押し込むと板バネが出てきますので、これを引き抜けばコマを外せます。


難しそうだと思ったら専門業者にお任せしましょう。
無理して時計を傷つけたら悲しいですから。
リストショット
36mmという小ぶりなケースサイズのおかげで腕乗りが非常に良く、つけ心地はかなり快適です。
個人的にはこのくらいのサイズが好みですね。

この時計はカジュアルな服装だけでなくスーツ姿にも似合います。
シャツの袖口で邪魔になることもありませんし、お仕事時計としても何の違和感もありません。

お客様から「どこの時計ですか?」と聞かれたりしますよ。
針やインデックスには夜光塗料が塗られているので暗い場所でも時間が確認できます。

まとめ
オールブラック仕様の「SNKE03KC」は一見すると異色のSEIKO5のようですが、凝った表面加工がされていてシックな雰囲気に仕上がっています。
プライベート時のカジュアルなファッションにも合いますし、仕事でも違和感なく快適に使えるでしょう。
初めての機械式時計を探している人や、SEIKO5コレクターの「次の1本」にも最適だと思います。
ぜひ一度手に取ってみてください。