旅行好きの人にとってここ数年は我慢を強いられてきましたが、やっと気兼ねなく国内旅行・海外旅行できる状況に戻ってきましたね。
とはいえ今でも旅行先で体調を崩すリスクはありますし、思わぬ怪我をする可能性だってあるでしょう。

もし海外で入院でもしようものなら本当に大変!
向こうは医療費が高額ですからね。
そのような事態に備えて準備しておきたいのが「旅行傷害保険」です。
クレジットカードの中には旅行傷害保険が付帯するものがありますので、これを使わない手はありません。
いま使っているメインカードとは別に、旅行傷害保険が付帯するクレカを作り、サブカードの1枚として併用してはいかがでしょう?


でも・・カードが増えたら年会費が心配だよなぁ・・

ご安心ください!
年会費が無料で旅行傷害保険が付帯するカードもありますから。

へー、そんな便利なクレカがあるんですね。
詳しく教えてくださーい。
本記事ではジャックスが発行する「横浜インビテーションカード」に注目し、その魅力をお伝えします。
メインカードの機能を補い、トラブル時にはとても頼りになりますので、サブカードとして持つには最適の1枚だといえるでしょう。
「横浜インビテーションカード」とは
みなさんは横浜に遊びに行ったことはありますか?

その横浜の観光プロモーションより認定を受けたクレジットカードが「横浜インビテーションカード」で、「ハマカード」という愛称でも呼ばれています。


カードの券面には横浜の夜景がプリントされてるんですね。
ステキ!
このカードは株式会社ジャックスが発行し、国際ブランドはマスターカードになります。
年会費は無料であり、20歳以上(高校生を除く)で電話連絡可能な方が申し込み可能です。

年会費が無料なら気軽に申し込めるね。
「横浜インビテーションカード」の特典

カードに付帯する特典を1つ1つ見ていきましょう。
海外旅行傷害保険
もし海外でケガでもして入院しようものなら(医療費がとても高額なため)たった数日で何百万円!という費用が掛かることもあります!
だからこそ海外旅行する際には保険が欠かせません。

「横浜インビテーションカード」にはその「海外旅行傷害保険」が付帯しています。
補償期間は旅行あたり最長90日間で、補償内容と保険金額は次のとおりです。(2023/03/21現在)
補償内容 | 保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 最高200万円 |
疾病治療費用 | 最高200万円 |
賠償責任 | 最高2,000万円 |
携行品損害 (免責 3,000円) | 最高20万円 (1旅行かつ1年間の限度額) |
救援者費用 | 最高200万円 (1年間の限度額) |

年会費無料のカードとは思えない補償内容ですね。

急病やケガの際には緊急アシスタンスサービスが付いています。
そしてカメラ等の携行品が盗まれた場合の損害にも適用されます。
まさに安心の保険サービスと言えるでしょう。
ここで注意したいのが、この海外旅行傷害保険は2023年9月30日までは自動付帯していますが、2023年10月1日以降は利用付帯に変更となります。
クレジットカードを所有しているだけで保険が適用されることを「自動付帯」といいます。
その一方で、旅行代金や交通費等をカード決済してはじめて保険が適用されることを「利用付帯」といいます。

利用付帯になるのは残念ですね・・

そのかわりに改善点もあるんですよ。
- 航空便遅延費用付帯が追加になる。
- 乗継遅延費用として最高2万円が補償される。
- 手荷物遅延や紛失時の費用等で最高2~4万円が補償される。
ところで、みなさんの中には「これだけの補償額では心配だ・・」と感じている人もいるでしょう。

ケガや病気の度合いよっては200万円以上の入院費が掛かってしまうのでは?
医療費が高額な海外ではあり得る話よね。
ここで知っておきたい豆知識がこちら。
異なるカード会社のクレジットカードを複数所有し、各々に海外旅行傷害保険が付いている場合、傷害治療費用や疾病治療費用の保険金額は全カードの金額が合算されます。
もしあなたが横浜インビテーションカード以外に、例えば「エポスカード」を持っていたとしましょう。

このとき傷害・疾病治療費用の保険金額は"2枚のカードの合計金額"となります。
このように保険付きのカードを複数活用すれば高額な入院費にも備えられるというわけですね。
【注意事項】
「傷害治療費用」や「疾病治療費用」は保有カードの合算金額となりますが、「障害死亡・後遺傷害」の補償額は合算されないので注意してください。
この場合は保有カードの中で最も補償金額の高い1枚だけが適用されます。
国内旅行傷害保険
次は国内旅行の傷害保険について見てみましょう。
国内旅行中にトラブルが発生した場合にも医療費などの補償を受けることができます。
ただし利用付帯ですので、旅行代金や交通費等を本カードで決済してはじめて保険が適用されることになります。

補償内容と保険金額は次のとおりです。(2023/03/21現在)
補償内容 | 保険金額 |
死亡保険金・後遺障害 | 最高1,000万円 |
入院1日につき | 5,000円 (事故発生日より180日を限度) |
手術1事故につき1回限度 | 5万円/10万円/20万円 (手術の種類に応じて) |
通院1日につき | 3,000円 (事故発生日より180日以内、90日を限度) |

ショッピングプロテクション
お買い物して本カードで決済した場合、購入から90日間、盗難や破損などの偶然な事故によって被った損害を年間100万円まで補償してもらえます。
(国内外は問わず。1事故につき自己負担は3,000円。)

カード盗難保険
カードの紛失・盗難による不正使用の損害を121日間(届出前60日・届出後60日)補償してもらえます。
ただし警察署へ被害届を提出する必要があります。

優待サービス「J’sコンシェル」が利用できる
「J’sコンシェル」は(株)ベネフィット・ワンと業務提携した会員限定の優待サービスです。
カードを持つことで全国17万件以上の優待サービスを受けることができます。
旅行・レジャー(映画・カラオケ)・癒し系(温泉・マッサージ)・レンタカーなど、さまざまなメニューが用意されていますよ。
ポイント還元率について
月間のカード利用金額を合計し、200円ごとに「ラブリィポイント」が1ポイントたまります。
たまったラブリィポイントはカード請求時の値引きに使ったり、素敵な商品と引き換えすることができます。

このカードのポイント還元率はどのくらいですか?
現金に還元する場合は「ラブリィポイント」を「Jデポ」に引き換えますが、このときの交換レートは次のとおりです。
ラブリィポイント「1,000ポイント」 → Jデポ「1,050円分」
つまり1ポイントあたり1.05円ですから、1.05÷200×100=0.525 と計算して・・

ポイント還元率は「0.525%」ですね。

ポイント還元率はあまり高ないですね・・
このように還元率は決して高いとはいえませんので、メインカードとして使うことはオススメできません。
しかしサブカードとして持つなら(前述の特典のように)かなり強力です。
年会費無料ですので負担は掛かりませんし、保険を充実させる役割に特化させてこそ活きるでしょう。
スマホ決済について
本カードはApple PayやGoogle Payに対応しています。
スマホさえ持っていればコンビニ等でお買い物できますので便利ですよ。

まとめ
「横浜インビテーションカード」は年会費無料にもかかわらず海外・国内旅行傷害保険が付帯しているカードです。
ポイント還元率的にはメインカードには不向きかもしれませんが、旅行保険専用のサブカードと割り切るならかなり心強い1枚になるでしょう。
最近は旅行時の規制が緩和されてきており、「久しぶりに海外に行きたい!」と思っている方も多いはずです。
本カードを発行して海外旅行に備えてはいかがでしょうか。
さらに詳細な情報を知りたい方は以下のサイトをご覧ください。