ちょっとした写真を撮るならスマホがあれば十分!
日常のスナップ写真やSNS用の写真、そして旅行の思い出や子供の成長記録としても画質のクオリティに不満などありませんよね。
しかもスマホアプリを利用すれば写真の管理も便利ですし♪
ところでみなさんは(かつて主流であった)フィルムカメラをご存知でしょうか?
フィルムカメラの場合、撮影した時点では「どう写っているのか」は確認できません。
カメラ屋さんにフィルムを持ち込んで現像してもらう必要がありますし、写真ができあがるまでに数日待たされるのです。
いま思えば懐かしいなぁ。
そんな時代遅れのカメラなんて誰も興味を持たないだろう・・と思いきや、実はそうでもありません。
今でもレコードで音楽を聴く人や旧車を好む人がいるように、フィルムカメラでの撮影を楽しむ人たちがたくさんいるのです。
今回の記事では巷で話題の「トイカメラ」と呼ばれるフィルムカメラに注目し、代表モデルともいえる 「LOMO LC-A」を紹介したいと思います。
このカメラで撮影すると"独特の写り"になるのが特徴で、世界中にたくさんのファンがいるんですよ♪
LOMOって?
"トイカメラといえば LOMO"と言われるくらい有名です。
「LOMO」というのはロシアの光学機器メーカーの名称ですが、同社が製造した「LC-A」というカメラのことを指すこともあります。
残念ながらロシア製の「LC-A」は2005年で生産中止になっています。
LOMOってもう手に入れられないの?
LOMO人気は世界中に広がり・・
2006年にロモグラフィー社によって生産が再開されたんです!
ロモグラフィー社によるモデルは「LC-A+」と呼ばれており(末尾に+が付く)、中国にて生産され、機能的にも若干の変更が加えられています。
「LC-A」の紹介
ここではLOMO「LC-A」の特徴を細かく見ていきましょう。
写真はロシア製のモデルです。
本体以外には説明書(英語表記)とストラップが同梱されています。
「LC-A」のサイズはとてもコンパクトですが、手に持つと意外とズッシリしますね。
サイズ | 幅107mm × 高さ68mm × 厚み40mm |
重量 | 250g |
カメラ中央部分が出っ張っているのが外観上の特徴で、ここにキャラクターの「ロモ蔵」がプリントされています。
背面には(デジカメのような)液晶画面はありません。
ファインダーをのぞいて撮ることになります。
中央部分(正面に向かって)左サイドには「絞りレバー」があります。
このカメラは絞りを設定して使いこなすのが難しいため、(写真のように)「Auto」に合わせている人が多いようです。
逆サイドにあるのは「距離レバー」です。
被写体までの距離(m)を大まかに設定することでピントを合わせる仕組みです。
中央右サイド上部には「感度ダイヤル」があり、ISO25/50/100/200/400の5段階で設定します。
中央下部のレバーをスライドすると、レンズとファインダーのカバーが開きます。
開いた状態にしないとシャッターは切れません。
ちなみに搭載されるレンズは「MINITAR1 2.8 32㎜」です。
カメラ底面には電池をセットします。
「LR44」という形式のボタン電池を3つ使います。
フィルムを入れるときは「巻き戻しクランク」を引き上げて本体裏のカバーを開きます。
このカメラで使用するフィルムは35mmタイプです。
シャッターボタン右横には「フィルムカウンター窓」があり、こちらで撮影枚数を確認します。
フィルムの巻き上げについては手動でレバー操作します。
フィルムを入れて各種設定を済ませたら撮影してみましょう!
最初はいろいろ戸惑うかもしれませんが慣れれば問題ありませんよ。
スマホのように"なんでも機械任せ"ではなく、自分の手で操作することを楽しみましょう♪
慣れたらマニュアル操作の魅力にハマりますよ!
LOMOの写真の特徴
LOMOで撮られた写真には独特の発色があり、写真の四隅が暗くなるのが特徴です。
このなんともいえない写り具合が魅力的で、世界中にLOMO愛好家がいます。
四隅の現象は「周辺光量落ち」というものです。
別名「トンネル効果」とも呼ばれています。
カメラ屋にフィルムを持ち込んで現像してもらうまで時間はかかりますが、出来上がりを楽しみに待っていましょう♪
あえて「不便さ」を愉しむカメラです。
新しい趣味としていかがでしょう?
まとめ
最近のスマホやデジカメと比べたらLOMOには不便な点が多々あります。
しかし「あの独特な写り方」を見てしまうと「LOMOで撮影すること」が楽しくなってくるでしょう♪
写真の現像にかかる時間も気にならなくなり、むしろワクワクして待ってられます♪
「LC-A」は生産中止になっているため入手は困難かもしれませんが、気になる方はメルカリなどで探してみてはどうでしょう。
後継機である「LC-A+」ならネットショップで見かけますが、在庫の有無は常に変動しているようですね。