高速道路を走っている際、何らかの理由で道路脇に停められた車を見かけることがあります。
車の数十メートル手前に置かれている"赤くて三角形のアイテム"、これが何かご存知でしょうか?

これは「三角停止表示板」とうもので、後続車の安全確保を目的としています。

もしあなたが高速道路上で停車する必要に迫られた場合、「三角停止表示板」をすぐに準備できますか?

実物は見たことがないけど・・
車のトランク内に入っているのかな?

いいえ、車に標準装備されるアイテムでありません。
ご自分で購入する必要があります。

別途買わなきゃいけないなんて面倒だなぁ・・
持ってなくても問題はないのでは?

高速道路で停車する際には表示義務があるんですよ。
もしこれを守らないと罰則もあります。

えっ、義務なの?
しかも罰則まであるの!?
三角停止表示板の表示義務
故障などで停止中の車や、その車から出てきた乗員に後続車が衝突するという事故が増えています。
そのため何らかの理由で高速道路や自動車専用道路で停車する場合には、後続車に異常を伝えるために「三角停止表示板」の表示が義務付けられています。
(一般道路では表示の義務はありません。)
もしこの表示を怠ると「故障車両表示義務違反」となり、反則金と違反点数が課せられてしまいます。

罰則金は普通車で6,000円。
違反点数は1点です。
ちなみに義務違反となるのはあくまで「表示を怠った場合」です。
車に三角停止表示板を積載していないからといって違反になるわけではありません。

だからといって積載しておかないと緊急時に出せないわけだし・・
車に常備しておかないといけないんだよね。
「エマーソン EM-352」の紹介
今回の記事では「エマーソン EM-352」という製品を使って説明します。
こちらは「EU規格適合品」ですので欧州車ユーザーの方にオススメです。
サイズは「幅 432mm、高さ 46mm、奥行き 30mm」とコンパクトで、重量は「約500g」です。


この赤いケースの中に三角停止表示板が入っています。
欧州車の車種によっては三角停止表示板の収納スペースが用意されていますので、サイズを合わせればピッタリ収めることができます。

ディーラーでメーカー純正品を買うこともできるでしょうが、それよりも全然安上がりなはずです。
三角停止表示板の設置手順

緊急時を想定し、三角停止表示板の設置手順を見てみましょう。
まずは赤いケースの中から(折りたたまれた状態の)三角停止表示板を取り出します。

3つのパーツで構成されているので、これを広げて三角形を作ります。

つづいて下部にある4つのスタンド(足)を広げましょう。
下のように三角形が垂直に起き上がれば準備完了です。

三角停止表示板を後続車の目に入りやすい場所に設置しましょう。
目安としてはあなたの車の後方 50m〜100m あたりです。
高速道路では設置作業も危険を伴いますので、周りの交通に十分注意してくださいね。


これで設置作業はすべて完了です。
停車中はハザードも点灯しておくとさらに安全です!
まとめ
突然の故障などで高速道路/自動車専用道路で停車する場合、私たちは「三角停止表示板」を表示する義務があります。
緊急時にご自身および後続車の安全を確保するためにも、ぜひこのアイテムを車に常備しておきましょう。
では楽しいドライブを!