毎日寒い日がつづいていますが、すでに初雪が降った地域もあるかと思います。
みなさんはスタッドレスタイヤへの交換を済ませましたか?

自分でタイヤを交換した場合、その後で「空気圧が適正か」をチェックすることが大切です。
とはいえ空気圧チェックのためだけにディーラーやガソリンスタンドに行くのって面倒ですよね。
それならば自宅で空気圧の調整をしましょう!

でもクルマ用の「空気入れ」なんて持ってないよ。
どうやってチェックするの?

ご自宅に自転車用の空気入れはありませんか?
それ、あなたのクルマでも使えるかもしれませんよ。

アレって自転車専用じゃないの!?
クルマのタイヤにも空気を入れられるってこと?
意外に思われるかもしれませんが、自転車用の空気入れはクルマのタイヤにも使えます。
使い方などを詳しく見てみましょう!
対応バルブをチェックしよう
まずはじめに 自転車用の空気入れならどれでもOKというわけではありません!
この記事では Panaracerの「楽軽ポンプ」という空気入れを例に挙げて説明します。
こちらは英式/仏式/米式バルブに対応した自転車用の手押し空気入れです。

英式、仏式、米式?
なにそれ?

車種によってバルブ(空気を入れる部分)の形状が異なります。
英式/仏式/米式とはその形状のことです。
街中でよく見かけるママチャリですが、こちらのタイヤに空気を入れるには「英式バルブ」に対応した空気入れが必要です。

今回使用した空気入れでは、付属の英式用アダプターを先端に取り付けて英式バルブに対応します。

つづいてロードバイクなどのスポーツ自転車の場合ですが、こちらのタイヤは「仏式バルブ」が採用されています。

今回使用した空気入れでは、このように先端に仏式用アダプターを取り付けて対応します。

最後にマウンテンバイクでは「米式バルブ」が採用されています。
今回使用した空気入れでは、先端にアダプターを取り付けない状態では米式バルブに対応しています。

さてここで問題です。
クルマやオートバイのタイヤの場合、バルブの形状はどれでしょうか?

答えは「米式バルブ」です。

つまり「米式バルブ」に対応した空気入れならクルマでも使えるんですね!
車両指定空気圧を確認

タイヤに空気を入れる際、そのクルマの指定空気圧を確認する必要があります。

僕のクルマの「指定空気圧」ってどのくらいだろう?
知らないんだけど・・
運転席のドアを開けるとドア周辺に「車両指定空気圧」が記載されていませんか?
車種によっては給油口のフタの内側に記載されていたりもします。

指定空気圧は前後タイヤで異なる場合もありますし、乗車人数によって数値が指定されていたりもします。

正確な空気圧を設定するにあたっては「エアゲージ」を準備しましょう。

タイヤの空気圧を調整しよう
では実際にタイヤに空気を入れてみます。

まずはバルブのキャップを外し、現在の空気圧を測ってみましょう。
そのクルマの「車両指定空気圧」の数値と比べてみてください。

空気圧が足りない場合は空気入れの先端(米式)をバルブに固定し、手押しで空気を入れましょう。


エアゲージの数値を参考に、指定の数値になるまでポンプして調整してください。
手押しで自動車のタイヤに空気を入れるなんて大変だろうと思うかもしれませんが、意外にも自転車に空気を入れる場合と大差ありません。


意外にあっさりと作業は終わりますね。
これなら自宅でもできるじゃん!
まとめ
クルマのタイヤの空気圧を確認・調整したいとき、わざわざガソリンスタンドやディーラーまで行く必要はありません。
米式バルブに対応した自転車用の空気入れがあれば、自宅でも簡単にできちゃいますよ。
この手の空気入れを1つ持っておくとクルマの(タイヤの)緊急トラブル時にも役立つでしょうから、持っていて損はないと思います。