通勤・通学でJRや地下鉄を利用する際に欠かせないのが「Suica」や「PASMO」といった交通系ICカードですよね。
改札での読み取りスピードも速く、これなしでは朝のラッシュで大混雑することでしょう。
本当に便利なカードです。
その一方で、海外からの旅行者にとっては日本ローカルの"未知のカード"。
存在すら知らない人も多いでしょうし、それゆえ列車に乗るのも苦労しているのかもしれません。
どうしてクレジットカードが使えないんだ!?
ロンドンやミラノ、シンガポールといった世界の都市では、VISAやMastercardといったクレジットカードで改札を通ることができます。
クレカなら世界共通ですし、国際都市として優しい配慮ですよね。
日本の改札もいずれクレジットカードに対応!?
国際社会の流れに合わせて、ようやく日本でも「クレジットカード対応」の準備をしつつあります。
2022年5月31日からは福岡市の地下鉄に「交通系IC」「VISAのタッチ決済」両対応の改札機が導入され、国内で初めて地下鉄での実証実験が行われるそうですよ。
「福岡市地下鉄」Visaのタッチ決済による実証実験 ~国内初 交通系IC/タッチ決済一体型改札機による実証プロジェクト~
ちなみにクレジットカードだけでなく、デビットカードやプリペイドカードに対応するほか、Apple PayやGoogle Payにも対応するとのこと。
選択肢が多いのは嬉しいですよね!
普及までには課題も・・
「Suica(Felica)は改札での反応が速いが、VISAのタッチ決済だと遅い・・」
といった話も聞きます。
はたして都市部のラッシュにシステムが耐えられるのか・・など、今回の実験を通して見えてくる問題点もあるのでしょう。
それに今回はVISAだけですが、もちろんMastercardやJCB、アメックスやダイナースにも対応してほしいですし。
一般的に普及するまでにはもう少し時間が掛かるのかもしれませんね。