以前、セゾンカード発行の提携カードがサービス終了になると・・という記事を書きました。
提携カードの場合、カード発行会社と提携先企業との契約が切れると
サービスが終了してしまうという内容の記事です。
そしてまたしても残念なお知らせが飛び込んできました。
「Booking.comカード」がサービス終了になるようです・・
私にとっては魅力的なカードだったのに・・
困ったわ。
独自のポイント制度や特典を持つ大人気のカードなのですが、"旅行向け"というカードの性格と今の社会情勢では継続が難しくなってしまったのでしょう。
今回の記事では「Booking.comカードのサービス終了」について掘り下げていきます。
Booking.comカードのサービス終了と、その代わりとなるカードについて
Booking.comカードの紹介
Booking.comカードとは
Booking.comは世界中のホテルや旅館などが検索でき、宿泊予約ができるサイトです。
旅行好きの人たちは便利に利用しているのではないでしょうか。
そのBooking.comの日本法人と(カード発行会社である)三井住友カードとが提携して発行するのが「Booking.comカード」です。
メリット(特典)
Booking.comカードの主なメリット(特典)をご紹介します。
年会費が無料
まず年会費は無料であり、"年に1回以上利用すれば・・"といった条件もありません。
年会費を気にせず旅行用として保持することができますので、サブカードとして利用している人も多いでしょう。
ちなみにETCカードについては年会費が必要です。
ただし年に1回以上利用すればそれも無料になります。
ポイントは自動キャッシュバック
Booking.comカードの場合、ポイントは自動でキャッシュバックされます。
たまったポイントは"1ポイント1円"として翌々月の請求額から減額されるという仕組みです。
ポイントをギフトカードに換えたり、マイルに移行したり、別のポイントに交換したり・・という手間が面倒な人にとっては、自動でポイント還元される仕組みは本当に便利でしょう。
何も考えなくていいから、私はこっちの方が好き!
海外旅行障害保険が自動付帯
Booking.comカードの特典で注目すべきは海外旅行傷害保険が自動付帯されている点でしょう。
「自動付帯」ですので旅行費用をカード決済する必要もなく、"持っているだけで"保険が適用されます。
保険内容 | 保険金額 |
死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 (自動付帯が300万円、利用付帯が1,700万円) |
傷害治療 | 100万円 (1事故の限度額) |
疾病治療 | 100万円 (1疾病の限度額) |
賠償責任 | 2,500万円 (1事故の限度額) |
携行品損害 | 20万円 (自己負担金3,000円) |
救援者費用 | 150万円 |
年会費無料でこのような特典を持つカードはあまり存在しません。
この特典を目当てにBooking.comカードを保持しつづける人も多いのではないでしょうか。
Genius会員
Booking.comカードに入会すると(先着5万人限定で)Booking.comの上級ステータス会員である「Genius会員」になることができます。
Genius会員には次のような特典があります。
- ホテルの宿泊料金が10%オフ
- アーリーチェックイン・レイトチェックアウトが利用できる
- 無料で空港送迎あり
- ウェルカムドリンク
- 無料Wi-Fiが利用できる
ホテルや旅館をよく利用される人にとっては嬉しい特典ですよね。
Booking.comカードのサービス終了について
年会費が無料にもかかわらず海外旅行障害保険が自動付帯され、ホテル関連のいろいろな特典が付いたBooking.comカードは、旅行好きの人に人気のあるクレジットカードでした。
また、自動キャッシュバックが気に入ってこのカードを利用する人も多いようです。
しかし今、三井住友カードのホームページを見ると「受付終了」の案内が出ています・・
もう新規入会ができなくなってる!!
さらに既にBooking.comカードを持っている会員には次のような連絡が届いているようです。
- カードの有効期限にかかわらず、「2022年3月末」でキャッシュバックポイントの付与を終了。
- カードの有効期限が「2023年2月以前」の会員については"1回のみ"更新カードが発行されるものの、有効期限が「2023年3月以降」の会員については更新カードはもう発行されない。
- Genius会員の資格は継続。
こうれはもう事実上の"サービス終了"ということですね。
コロナ禍の今は旅行者もかなり減ってるでしょうし、多くの特典を提供しつづけることが難しくなったのでしょう・・
残念だけど・・
今の社会情勢では仕方がないのでしょう。
そうなると困るのが、「公共料金」や「携帯電話料」など定期的な引き落としにBooking.comカードを利用している人たちです。
いずれこのカードは使えなくなるわけですから、早めに"乗り換え先のカード"を決めなくてはなりません。
まとめ
今回はBooking.comカードの"サービス終了"について取り上げましたが、社会情勢の変化によってクレジットカードの特典が改悪になったり、カード自体が消滅したりするのは仕方がないことかもしれません。
そんなリスクも考慮した上で"メインカード選び"は慎重に行いたいものですね。