数年前と比べて「音楽の聴き方」はかなり変わりましたよね。
私が社会人になった頃は、オーディオシステムで"いい音"を鳴らしたいと思っていました。
リビングで好きなアーティストのCDをかけて、じっくり聴くというスタイルですね。
そして今はというと、スマホにダウンロードした音楽をヘッドフォンやBluetoothスピーカーに飛ばして聴いています。
音楽をじっくり聴くというよりは(別の何か作業をしながら)ただBGMとして流しておくことの方が多いですね。
先日 自宅の大掃除をしていたら、むかし愛用していた「フルコンポ」が押し入れから出てきました。
「フルコンポ」って知ってますか?
フルサイズ(幅が42cmほど)のオーディオのコンポーネントのことを
略して「フルコンポ」って呼びます。
少しサイズの小さいオーディオは「ミニコンポ」ですね。
懐かしくなって「ひさびさに音楽を鳴らしてみよう!」となったのですが、なにせ箱に入れたまま15年ほど放置されていたものです。
ちゃんと動作するのでしょうか・・(汗)
この記事では数年ぶりに発掘された(笑)懐かしいフルコンポを紹介するとともに、改めてオーディオでじっくり音楽を聴くことの魅力をお伝えできたらと思います。
音楽をじっくりと愉しむことについて♪
懐かしのオーディオシステムを紹介
押し入れから出てきたオーディオは「プリメインアンプ」と「CDプレイヤー」の2点です。
今回、15年(!)ぶりに電源投入となるわけです。
いまでもちゃんと動作してくれるかなぁ?
まずプリメインアンプですが、SANSUI(サンスイ)製の「au-α607 MOS PREMIUM」です。
「607シリーズ15周年記念」として発売された限定品で、定価は 138,000円だったような・・
今考えると「高いっ!」と感じますが、当時は「そこそこ良いアンプがほしい!」と考えてコレを選んだ覚えがあります。
色はブラックもありましたが、私は迷うことなくシャンパンゴールドの方にしました。
さっそく電源を入れてみたところ、しばらくは左側だけ音が出にくかったものの、音を鳴らしつづけるうちに正常に戻ったようです。
ふー、安心した。
「SANSUI」のロゴが格好いいですが・・実は「サンスイ(山水電気)」という会社はもう存在しません。
私たちの音楽スタイルが変わったことでオーディオメーカーが生き残るのはかなり大変なようです。
次にCDプレイヤーですが、こちらはC.E.C.製の「CD2100」というモデルです。
当時のオーディオ雑誌で高評価だったのを覚えています。
秋葉原のショップで買って、そのまま(地下鉄に乗って)持ち帰ったはずです。(笑)
このC.E.C.のCDプレイヤーですが、実はすんなりとは動いてくれませんでした。
電源を入れるとモーターの音がするものの、「イジェクトボタン」を押してもCDトレイが出てこないのです・・(涙)
故障かなぁ・・困ったゾ・・
困ったときの頼りはGoogle先生!
ググってみたところ、「プレイヤー内のベルトが伸びてるか、切れてる」可能性があるようです。
さっそく本体を分解し、それらしき部分を見てみると、本来あるべきベルト自体がありません!!
(写真の赤い部分にベルトがあるはずなのです。)
CDプレイヤー用のベルトをネットで購入して取り付けてみたところ、無事にCDトレイも開閉し、音楽が再生されることも確認できました。
動くようになってヨカッタ!
最後に音を出すためにはスピーカーが必要ですが、これはYAMAHA(ヤマハ)製の「NS-1 classics」を使いました。
このスピーカーはときどき使っていたので、動作は確認済みです。
これら3つのシステムを組み上げるとこんな感じになります。
懐かしい音色が部屋に流れます♪
コンポで音楽を聴くというスタイル
ひさびさに大きな"フルコンポ"で音楽を聴いたのですが、やっぱりスマホで聴く音楽とは別物だと実感しました。
自分の好みにこだわって揃えたシステムですから、出てくる音も私が「好きな音」なわけですよ。
「好きな音」だからこそ「じっくり聴くのが心地いい」のです。
このコンポのおかげで、忘れていた"音楽の愉しみ方"を思い出しました。
再び押し入れに戻すことはないでしょう。
まとめ
今の私がスマホで聴いている音楽は「何か別のことをしながら聴くもの」「BGM的に鳴っているもの」でした。
これに対して、かつてコンポで聴いていた音楽は「聴くことを目的にして、じっくり聴くもの」「好きな音を愉しむもの」であったことが再確認できました。
これを機に、今後は両スタイルを併用して音楽を楽しんでいくつもりです♪
スマホ音楽しか知らない人たちにも「オーディオシステム(コンポ)」の魅力をぜひ知ってもらいたいですね。