大切な愛車には何年も乗りつづけたいものですが、時間の経過とともにヘッドライトが黄ばんでくることは避けられません。
黄ばんだ状態になると夜間の光量が弱くなるのはもちろん、見た目にも"ボロ〜い"感じがして悲しくなりますよね・・


駐車場に停めていると自分のクルマだけ汚く見えちゃう。
なんとかキレイにできないかなぁ・・
残念ながらこの「黄ばみ」は水で洗っても落とすことはできません。
紫外線などが原因でヘッドライト表面が化学変化を起こし、劣化してしまった状態なのです。

でも新品交換となると高額になるし・・
何かよい方法はないの?

化学変化でできた「黄ばみ」なら、化学的に分解しちゃいましょう!
そんな専用アイテムがありますよ。
本記事ではヘッドライトの汚れ(黄ばみ・くすみ)で悩んでいる方に向けて、おすすめのクリーナー剤/コーティング剤を紹介します。
実際に汚れを落として透明感を復活させる様子をお見せしますので、ぜひご覧ください。
劣化(汚れ)具合を確認
こちらは購入後9年ほど経過したクルマのヘッドライトですが、表面に黄ばみやくすみが見られますよね。
(ガレージではなく)屋外に駐車してあったので紫外線などで経年劣化したのでしょう。


劣化が進むと夜間ライトを点けてもあまり明るくなりません。
ヒドい状態だと車検に通らないこともあるんですよ!
これから紹介するアイテムは化学的に汚れを浮かせる溶剤なのですが、劣化具合によっては必ずしも落とせるとは限りません。
不安な方は事前に耐水ペーパーやコンパウンドを用いてヘッドライト表面を研磨しておき、その後で溶剤を使用するとより効果があるでしょう。
研磨方法については以下の記事にまとめてあります。
アイテムの紹介
今回は「LOOX ヘッドライト クリア&プロテクト」という製品を使用します。

こちらは次の2つの溶剤で構成されています。
- ヘッドライトの黄ばみ・くすみ・汚れを取るための「ディープクリーナー」
- 表面をガラスコーティングするための「超耐久クリアガラスコート」

ディープクリーナー | 超耐久クリアガラスコート | |
成分 | 界面活性剤、滑剤、アルカリ剤、アルコール、石油系溶剤 | ケイ素化合物、触媒、紫外線吸収剤、アルコール、石油系溶剤 |
液量 | 36ml | 4ml |
さらに塗布用クロス(10枚)と簡易的な手袋も同梱されています。

これからの作業では(浮き出た汚れを拭き取るための)タオルが必要になりますが、こちらは自分で用意する必要があります。
【ステップ1】ヘッドライト表面の汚れを除去

準備OK!
さっそく始めましょう。
最初の工程として、「ディープクリーナー」を使ってヘッドライト表面の汚れ(黄ばみ・くすみ)を落とします。

付属のクロスに溶液を付けてヘッドライトに塗り広げてください。
塗ったすぐから汚れが化学的に分解され、表面から黄色いものが浮き上がってくるでしょう。


上の写真のようにライト周りはマスキングテープで保護しておきましょう。
「ディープクリーナー」を塗ったら2分以上放置してはいけません。
水に濡らしたタオルでキレイに拭き取りましょう。


スゴい、黄ばみが取れてる!
キレイになったなぁ。
【ステップ2】ヘッドライト表面をコーティング
次の工程では「超耐久クリアガラスコート」を使ってヘッドライト表面をコーティングします。

付属のクロスに溶液を垂らしたら一定方向に塗り広げていきます。
コーティング剤によってヘッドライト表面の細かな傷が埋められるため、さらにクリアな状態になるでしょう。
紫外線などによる劣化を長期間防ぐ効果も期待できます。


おぉー、さらに透明感が増した気がする!
新品みたい。

塗った後は12時間くらい触れてはいけませんし、雨に濡れてもいけません。
24時間ほどでコーティングは完全に硬化します。
あとはマスキングテープを外して作業完了です。
愛車のヘッドライトはキレイになりましたか?


私の場合、Before→Afterで劇的に良くなりました!
よかった〜♪
※ヘッドライトの劣化具合によっては大きな効果がでない場合もあります。
まとめ
クルマのヘッドライトは人間の顔でいえば「目」のような部分であり、ここが劣化するとどうしても古さを感じてしまいますよね。
今回は専用のクリーナー剤/コーティング剤を用いて黄ばみ・くすみを取る方法を紹介しましたが、気になった方も多いのではないでしょうか。
たった数分の作業で十分キレイになりますので、天気の良い日にでもぜひ試してみてください。