車をバックさせようとしてシフトを「R」に入れ、モニターに目を向けると・・
後方の映像がボヤけていて・・ハッキリと見えない・・

車を購入してからある程度の年数が経つと、このようなバックカメラの不調を経験することがあります。

バックカメラを見ることに慣れちゃったから・・
後ろをふりかえってバックするのが怖いわ。(困)
単にカメラのレンズが汚れているだけかもしれないので、まずはタオルでカメラの表面を拭いてみてください。
それで解決しないならカメラ自体の不具合を疑うべきかも・・
車屋さんに相談すると、バックカメラの交換を提案されたりするでしょう。

カメラが経年劣化しちゃったんでしょうね。
新品に交換すればキレイに写りますよ!

交換費用を聞いたらビックリ!
バックカメラってそんなに高いの!?
市販品はともかく、メーカー純正のバックカメラとなる想像以上に高額なのです。
費用を考えると新品交換するのは躊躇しますよね・・
そんなあなたに提案があります。
一口に「カメラの経年劣化」といっても次の2パターンが考えられます。
- カメラ内部の機械が故障している。
- カメラのレンズ(カバー)表面に傷が付いている。
単にレンズ表面の傷が原因なら、キレイに研磨することで修復できるかもしれません。
そこで今回の記事では、市販の研磨アイテムを使ってレンズをキレイする様子を紹介します。

物は試し!
ダメ元でレンズを磨いてみようっと。

研磨作業によってカメラの状態が悪化することもあり得ます。
自己責任による作業ということをご理解の上、ご覧ください。
研磨作業で使用するアイテム
今回の研磨作業で使うアイテムの1つが「耐水ペーパー」です。
最初の工程においてバックカメラのレンズ(カバー)を耐水ペーパーでゴシゴシと磨いていきます。

今回は「1500番」と「2000番」の2種類の耐水ペーパーを用意しました。
この番号は表面の目の粗さを示しており、番号が大きくなるほど目が細かくなります。
つづいて2つめのアイテムが「液体コンパウンド」です。
耐水ペーパーで磨いた後の作業としてこちらを使用します。

今回は「傷消し用3000番」「仕上げ用7500番」「超鏡面用9800番」がセットになった製品を用意しました。
こちらの番号は粒子の細かさを示し、番号が大きくなるほど粒子は細かくなります。
前準備(マスキング)
研磨作業を始める前準備として、バックカメラ周辺に傷が付かないようマスキングテープで保護しておくことをオススメします。


今回の研磨作業では誤ってボディに傷を付けてしまうリスクがあります。
そうならないようにガードしておきましょう!
研磨作業の流れ

よし準備は完了ー。
がんばって磨くゾ!
① 1500番の耐水ペーパーで磨く
まず最初は1500番の耐水ペーパーを使って研磨します。

バックカメラ部分に水をかけながら耐水ペーパーでゴシゴシと磨きましょう。
ただひたすら研磨しつづけて傷を落としていきます。

② 2000番の耐水ペーパーで磨く
つづいて2000番の耐水ペーパーを使います。

先ほどと同様にヘッドライトに水をかけながらペーパーで磨きつづけます。
1500番では落とせなかあった細かな傷を(より目が細かい)2000番で磨き落としていくイメージです。

腕が疲れてもひたすら磨きつづけましょう。
キレイにするためです。
③ 3000番の液体コンパウンドで磨く
耐水ペーパーでの研磨が終わったら、次の工程では液体コンパウンドを使います。
コンパウンドは耐水ペーパーに比べてより粒子が細かいため、表面の細かな傷を落としてより滑らかにすることができます。
さっそく3000番のコンパウンドから始めましょう。

適量の液体をスポンジに付けてバックカメラを磨いてください。

表面がスベスベになるのをイメージして・・
繰り返し磨きます・・
④ 7500番の液体コンパウンドで磨く
つづいては7500番のコンパウンドを使って磨きます。
こちらは3000番よりも粒子がさらに細かくなります。


ここまで磨きつづけて腕がパンパンですよね・・
でもあとちょっと!
⑤ 9800番の液体コンパウンドで磨く
最後は9800番のコンパウンドを使います。
かなり粒子が細いコンパウンドで、こちらで研磨するとカメラ表面がツルツルになるはずです。

研磨後のカメラ映像を確認
研磨作業が終わったらバックカメラの映像を確認してみてください。


おぉー!、ちゃんと映るようになってる!
がんばって良かったー♪

もし満足できない場合はもう一度研磨してみるアリです。
最初の工程に戻って耐水ペーパーでの研磨からやってみましょう。
※しっかり磨いてもカメラ映像がキレイにならない場合もあります。
もしカメラの内側に傷がある場合、今回のようにカメラ表面をいくら磨いても無意味です。
また カメラ内部の機械自体が故障している場合も同様ですね。
今回の作業で解決しなかったときにはバックカメラの交換も視野に入れてください。

必ずしもキレイになるとは限らないんですね。
その点も考慮の上、作業するか否かを判断しましょう。
まとめ
バックカメラの映像がボヤけるときの対処法として「レンズ表面の研磨作業」を紹介しました。
あくまで表面に傷(劣化)がある場合に限りますが、耐水ペーパーやコンパウンドで研磨することでキレイな映像が復活するかもしれません。
あくまで自己責任での作業になりますので、その点を考慮の上、気になる方は試してみてください。