クレジットカードの材質というとプラスチック製が一般的ですが、ハイクラスなカードには金属製のものが用意され、これらは通称「メタルカード」と呼ばれています。
さらに最近は"その中間"ともいえる「メタルサーフェスカード」なるものまで出始めました。
メタルカードってステータスが高いやつでしょ。
「メタルサーフェスカード」って・・??
ひと昔前まではカードの色によってグレードが一目瞭然でしたが、いまは券面デザインが多様化され、"一見ブラックカードっぽいけど実は一般カード"というのも少なくありません。
今後は色やデザインではなく、カードの素材や質感によってステータスを区別するようになるのでしょうか。
憧れのメタルカード
メタルカードといえばアメックスのセンチュリオンやプラチナカード、ラグジュアリーカード、ダイナースプレミアムなどが有名ですよね。
今後はJCBの「THE CLASS」をはじめ、ステータスの高いカードは随時メタル化されていくのかもしれません。
金属特有の鈍い光を放ち、手に持つとズッシリと感じるなど、質感的にもプラスチックカードとは差別化されています。
この"特別感"に憧れる人も多いのではないでしょうか?
年会費は高いけど・・
いつかはこんなカードを所有したいですね!
こんな素敵なメタルカードにも、実際は使いにくい部分があると聞きます。
- カードリーダー端末によっては読み込めない(故障の原因になるので使用を断られる)。
- 吸い込みタイプの端末だと出てこないことも・・
- 店によってはタッチ決済が使えない。
- やっぱり重いし、財布に入れづらい。
持ったら持ったで、苦労もあるのね。
格好つけるのも大変だわ。(笑)
いいとこ取り(?)のメタルサーフェスカード
最近になって出始めた「メタルサーフェスカード」ってご存知ですか?
メタルサーフェスカードとは?
「メタルサーフェスカード(METAL SURFACE CARD™)」はプラスチックカードの表面に金属蒸着フィルムを熱転写したカードです。
最近テレビCMでもよく耳にする「凸版印刷株式会社」が開発しました。
知ってる知ってる!
「TOPPAN」って言ってるCMですね。
このカードの特徴は次のとおりです。
- プラスチック製だが表面はメタルカードのような質感。
- プラスチック製であるが故に製造コストがメタルカードより安い。
- 非接触型通信に対応(つまりタッチ決済に対応している)。
- 券面加工が可能なため、いろんなデザインのカードが作れる。
まさにメタルカードとプラスチックカードの良い点を合わせたようなカードですね。
このカードの登場により、中級クラス以下のカードにも"メタルカードっぽい"デザインが普及してくるような気がします。
メタルサーフェスカードが採用されたカードについて
日本で最初にメタルサーフェスカードが採用されたのは、住信SBIネット銀行が発行する「プラチナデビットカード」です。
たしかにメタルカードっぽい輝きがありますね。
マスターカードのロゴも格好いい!
そしてセゾンカードからは「セゾンゴールドプレミアム」が発行されています。
この手のカードが今後のトレンドになるかもしれませんね。
メタルサーフェスカードのデメリットは?
"メタルカードっぽい"見た目はしてますが素材はプラスチックですので、ズッシリした重みはありませんし、カードをたたいても金属音はしません。
もしあなたがそれを「ニセモノっぽい」「質感が悪い」と捉えるなら、この点がデメリットと言えるでしょう。
まとめ
クレジットカードのデザインが多種多様化したいま、今度はメタル素材を使うことでステータスを表現するようになったのは面白いですよね。
そしてメタルカードとプラスチックカードの中間を埋めるかのように「メタルサーフェスカード」まで登場しました。
今後もユーザーに喜ばれそうな新しいカードがどんどん出てくる予感がしますね。
進化し続けるカード業界から目が離せません。