ご自身や会社のWebサイトを運営されている方にとって、Googleアナリティクス(Google Analytics)は欠かせないアクセス解析ツールですよね。
データをしっかり解析して次の方針を決めなきゃ!
そのGoogleアナリティクスに関して、Googleからとても重要な発表がありました。
えっ!
「ユニバーサル アナリティクス」がサポート終了!?
もしあなたが「ユニバーサル アナリティクス(有償版を含む)」で解析されているなら、2023年7月1日までに準備をする必要があります!
今後のスケジュールをしっかり理解し、スムーズに対応できるよう今から準備を進めましょう。
ユニバーサル アナリティクス(UA)のサポートが終了!
現在 Googleアナリティクスには次の3種類のツールがあります。(2021/03/18現在)
種類 | 略称 | 説明 |
ユニバーサル アナリティクス | UA | |
Googleアナリティクス 360 | GA360 | ユニバーサル アナリティクスの有償版 |
Googleアナリティクス 4 | GA4 | 次世代のGoogleアナリティクス |
「ユニバーサル アナリティクス」と、その有償版である「Googleアナリティクス 360」関して、今後サポート終了になることがGoogleより発表されました。
とうとう世代交代されるというわけですね。
いつかはこの日が来ると思っていたけど・・
GA4への移行が必須になったかぁ。
もし「ユニバーサル アナリティクス」と「Googleアナリティクス 4」のどちらを使っているのか分からない場合は、Googleアナリティクス管理画面の「プロパティID」を確認してください。
「ユニバーサル アナリティクス」をお使いの場合、「プロパティID」は「UA」で始まっています。(UA-XXXXXXXXX-1)
これに対して「Googleアナリティクス 4」の場合、「プロパティID」はすべて数字になっています。(XXXXXXXXX)
今後のスケジュールについて
「ユニバーサル アナリティクス」のサポート終了に関して、Googleから発表されたスケジュールは次のとおりです。
- 2023年7月1日までは引きつづき解析データを使用・収集することができる。
- 有償版ユニバーサル アナリティクス(=Googleアナリティクス 360)については上記期限が2023年10月1日まで延長される。
- 期限後は新しいデータの収集は行われない。
- ただし期限後も6ヶ月間だけは(期限日までの)データにアクセスすることが可能。この間にデータをエクスポートしておくことを推奨する。
- 「サポート完全終了日」については今後数ヶ月のうちに発表予定で、終了後は「ユニバーサル アナリティクス」のレポートを確認したりデータにアクセスすることも不可能になる。
上のスケジュールをしっかり念頭に置いて、準備を始めましょう。
やるべきこと
「Googleアナリティクス 4(GA4)」への移行
2023年7月1日以降「ユニバーサル アナリティクス」によるデータ収集は停止されますので、それまでに次世代版である「Googleアナリティクス 4(GA4)」に移行しておく必要があります。
2023年7月1日なら、まだまだ先の話ですよね?
次の理由から、できるだけ早めに移行することをオススメします!
- 「UA」と「GA4」ではデータ概念に違いもあるため、「GA4」の方に慣れておく必要がある。
- 期限日ギリギリで「GA4」に移行すると比較する過去データがないため、早めに移行してデータをためておきたい。
なるほど・・
今から少しずつでも準備した方がよさそうですね。
「UA」と「GA4」は並行運用できますから
早いうちに移行作業を進めましょう!
Googleアナリティクスの管理画面に用意された「GA4設定アシスタント」に従えば、「ユニバーサル アナリティクス」の設定を引き継いだ「Googleアナリティクス 4」のプロパティを新規作成することができます。
「ユニバーサール アナリティクス」の過去データをエクスポート
2023年7月1日以降、新規データは収集されませんが、過去の解析データについては6ヶ月間だけアクセスできます。
そこで7月1日以降に「ユニバーサル アナリティクス」画面に入り、必要なデータをエクスポートしておきましょう。
サポートが完全終了した後は
「UA」のデータにアクセスすらできなくなりますからね。
まとめ
2023年7月1日以降、Googleアナリティクス「ユニバーサル アナリティクス(UA)」によるデータ収集は停止され、その後サポートが終了となる予定です。
次世代版である「Googleアナリティクス 4」を理解し、スムーズに移行するためにも、Googleから発表されたスケジュールを念頭に置いて準備をすすめていきましょう。
7月1日以降も6ヶ月間は過去データにアクセスできますので、必要データのエクスポートも忘れずに!