去年「M1 MacBook Air」を導入し、仕事にプライベートにフル活用してきました。
後に「M1 Proチップ」や「M1 Maxチップ」を搭載したMacBook Proも出ましたが、日常的に"超重たい動画編集"をするような人でもない限り、M1 MacBook で十分だと思います。

コスパ最強!
多くの人におすすめできるパソコンです。
年が明けて MacBook Air を起動して ある異変に気づきました。
ちゃんとACアダプターを繋げていたにもかかわらず、なぜかバッテリーが充電されていません・・


なぜ充電されてないの?
MacBookでは電源まわりの不調がたまに発生するようなので、同様の経験をされた方もいるかもしれません。
この記事では私が経験した事例をベースに、このような場合の対処方法を4つ紹介したいと思います。
「バッテリーは充電停止中」となり、いつまでたっても充電がすすまない場合の対処方法について
「バッテリーは充電停止中」となる現象について
充電が始まるとメニューバーのバッテリーアイコンは「充電中(カミナリ)」マークになりますよね。

しかし今回は「コンセント」マークが表示され、アイコンをクリックしてみるとなぜか「バッテリーは充電停止中」になっているのです。

バッテリー量がさらに減っていっても「充電停止中」のままで、一向に充電が再開されません。

「0%」になったらどうしよう・・
それまでに解決しないと。
【対策1】ACアダプターの抜き差し
最初は「ACアダプターがしっかり接続されていないのでは?」と疑いましょう。

とりあえずACアダプターのコンセントやUSB-Cケーブルの抜き差しを試みてください。
私の場合はそれでも「バッテリーは充電停止中」のままで、解決には至りませんでしたが・・

アップル純正品以外のACアダプターやUSB-Cケーブルを使っている場合、充電できない現象が発生することもあるようです。
純正品で試すようにしましょう。
【対策2】「バッテリー充電の最適化」を停止
Mac OS(Big Sur)にはバッテリーの寿命を延ばすために「バッテリー充電の最適化」という機能が備わっています。

この機能が「悪さ」をしているのかも・・
一旦ストップしてみよう。
「システム環境設定」ー「バッテリー」ー「バッテリー」を選択すると、この機能の設定項目が見つかります。

M1チップやT2セキュリティチップを搭載したMacの場合、「バッテリー充電の最適化」のデフォルト値はONになっているはずです。
このチェックを外し(OFF)、充電が再開されるか試してみましょう。
【対策3】SMC(システム管理コントローラ)をリセット
Intelチップが搭載されてるMacの場合は、[option]+[command]+[Shift]+[電源]を同時に10秒押し続けることでSMC(システム管理コントローラ)をリセットすることができました。

しかしM1チップ搭載のMacの場合は同様の機能を持っていません。
ではどうやってリセットするか?というと、システムを終了して再起動することでSMCのリセットが行われるようです。

えっ、それだけ?
簡単ですね。
ただし確実にSMCがリセットされるよう、システム終了後はMacBookの液晶パネルを閉じ、30秒ほどそのままにしておくとよいでしょう。
30秒ほど経ったらまた起動してください。
これで解決しましたか?

Macユーザーの場合、(作業終了後に毎回シャットダウンせず)スリープ状態にして使いつづける人も多いかと思います。
その運用自体になんら問題はありませんが、時折こうしてシャットダウンすることでメンテナンス処理を動かすとよいでしょう。
Intel Macを使ったことがある人でしたら「NVRAM/PRAMリセット」という対策も思いつくかもしれません。
こちらは [option]+[command]+[P]+[R]を同時に押すことで処理されます。

M1 Mac にはこちらの機能もありませんので、残念ですがこの対策は使えません。

IntelチップからM1チップに移行していろいろ変わったんですね。
【対策4】「セーフモード」で起動してみる
MacBookを「セーフモード」で起動してみるという対策を紹介します。

M1チップ搭載のMacの場合、これまでと起動方法が異なるので注意してください。
Macをシャットダウン後、電源ボタンを長押しつづけると下のような画面になります。

ここで「Macintosh HD」を選択し、「shiftキー」を押したときに表示される「セーフモードで続ける」ボタンをクリックしてください。

Mac OSがセーフブートされますので、一旦ログインしてみましょう。
ログイン後はそのまま使いつづけるのではなく、またMacBookを再起動してください。
このときメンテナンス処理が実行され、次回からは(セーフモードではなく)通常モードで起動されます。
まとめ
M1 MacBookの大きな武器の1つが"ビックリするくらい長持ちするバッテリー"ではないでしょうか。
だからこそ安心して一日中使えていたわけで、充電できないというトラブルを抱えたら一大事です!
今回は私が試した4つの対処法を紹介しましたが、そのいずれかで無事に解決しましたか?
もし症状が良くならないようでしたら、バッテリー自体の故障なども深刻な原因も考えられます。
早急に修理に出すようにしてください。
その際にはデータのバックアップもお忘れなく。