みなさんの多くがGoogleアカウントをお持ちではないでしょうか。
GmailやGoogleカレンダーにはじまり、事務作業にはGoogleドキュメント、ホームページのアクセス解析にはGoogle Analytics、動画投稿ならYouTube・・などなど、何かしらGoogleのサービスを利用しているかと思います。

仕事でもプライベートでもGoogleのサービスをフル活用してます。
つまりあなたのアカウントには大切な情報がいっぱい登録されているはずですよね。
もし悪意のある第三者にアカウントを乗っ取られたとしたら、その個人情報は丸見えになり、悪用される危険もあるでしょう。

「自分はパスワードを掛けているから大丈夫」なんて安心してませんか?
今の時代、それだけでは非常に危険です。
どこで情報が漏洩するか分かりませんよ。

パスワードだけではダメなんですか!?
ご自宅の防犯対策のためにドアの鍵を「ダブルロック」にする家庭も増えていますよね。
それと同様にGoogleアカウントにも「2段階認証」という機能が用意されています。
「パスワードによる認証」に加えて「もう1つ別の認証」を設けることで、セキュリティをより強固にすることができるのです。

大切なGoogleアカウントを他人に乗っ取られてからでは遅すぎます。
今すぐ2段階認証を有効化しておきましょう!
はじめに
Googleアカウントの2段階認証を行う際、あなたのスマホが重要な役割を果たします。
有効化作業に移る前に次の2点を確認しておきましょう。
電話番号登録
今回の作業ではSMSを利用して本人認証しますので、Googleアカウントにスマホの電話番号を登録しておいてください。
電話登録は「アカウント管理画面」の「個人情報」にて行います。


Gmailアプリのインストール
Googleの2段階認証にはいくつかの方法がありますが、今回はGmailアプリを利用した方法を紹介します。
あなたのスマホにはGmailアプリが入っていますか?


まだ入ってない人はGmailアプリをインストール!
そのアカウントでメールを受け取れるようにしておきましょう。
2段階認証の有効化手順

では「2段階認証」を設定しましょう。
まずはGoogleアカウントでログインして「アカウント管理」画面に移ってください。
「アカウント管理」画面のメニューから「セキュリティ」を選択しましょう。
次に「2段階認証プロセス」をクリックします。

「2段階認証プロセス」の説明を確認したら「使ってみる」をクリックします。

メッセージを受け取るデバイスとして、ここにあなたのスマホが表示されていますか?
(スマホ以外にもGmailアプリ使っているデバイスがあれば複数表示されます。)
あなたのスマホが確認できたら「続行」をクリックしてください。
もしスマホが表示されないようなら「デバイスが一覧にない場合」をクリックし、以降の指示に従ってください。

次の画面では(事前に登録した)「電話番号」が表示されているかと思います。
番号が確認できたら「テキストメッセージ」を選択して「送信」ボタンをクリックしてください。

あなたのスマホ宛にコードが届きましたよね。
そのコードを入力して「次へ」をクリックしましょう。

ここで最終確認を行います。
特に問題がなければ「有効にする」をクリックしてください。

2段階認証の有効化が完了しました。

今後は2段階認証の手段として次の2つが利用できます。
- スマホのGmailアプリにメッセージが届いて確認する。(こちらがデフォルト)
- (上の手段が使えない場合に)SMSのコードで確認する。
ログインしてみよう!

では再度ログインしてみて、2段階認証の動きを確認してみましょう!
これまではGoogleアカウント名とパスワードを入力すれば即ログインできたかと思います。
しかし今後はパスワード入力後に次のような画面が表示されます。
(この時点ではまだログインできていません。)

ここでスマホを確認すると(Gmailアプリに)Googleからメッセージが届いているはずです。
「はい、私です」をタップしてみましょう。
これではじめてログイン処理が続行されます。


今後は僕のスマホがなければログインできないってことですね。

もし(何もしていないのに)上のメッセージが届いたら注意してください!
あなが以外の誰かが不正にログインしようとしているかもしれません。
このときは「いいえ、ログインしません」をタップしましょうね。
予備の認証手段を追加
これでスマホを活用した2段階認証できるようになりました。
しかし手元にスマホがないときでもログインしたいことがあるかもしれません。
そんな事態に備えて予備の認証手段を追加登録しておくとよいでしょう。
「アカウント管理」画面の「セキュリティ」ー「2段階認証プロセス」で追加できます。

「バックアップコード」を選ぶと、認証時に1回だけ使える「8桁のコード」を生成できます。
「認証システムアプリ」は「Google Authenticator」等のアプリを利用して認証できるようになります。
「セキュリティキー」では下のような物理キーを使った認証を追加できます。
まとめ
Googleのサービスはどれも本当に便利で、仕事でもプライベートでもフル活用している人がたくさんいることでしょう。
だからこそGoogleアカウントのセキュリティを強化し、「乗っ取り」対策しておくことが重要です。
パスワードだけでは十分ではありません!
今すぐ「2段階認証」を有効化し、悪意のある第三者から大切な情報を守りましょう。