みなさんはChromebookを使っていますか?
比較的値段が安く、それでいてサクサクと動作するのがChromebookの特徴で、セカンドPCとして利用している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際に使用してみるとブラウジングは超快適ですし、動画編集などの重い作業をしないなら「これで十分じゃない!?」と思えるほどです。
そんなChromebookですが、これまで日本のメーカーはコンシューマー向けには提供してきませんでした。
ネットショップで売られているのはASUSやAcer、レノボ、HPといった海外メーカーのものばかりです。
実際それらの製品でも動作上は何も問題ないのですが、「やっぱり日本のメーカーの方が安心する」という人もいらっしゃいます。
機種によってはキーボードが英語(US)配列のモデルもありますし、日本語(JIS)配列になっているモデルでも"キー配置が特殊"でタイピングしづらい製品があるのも事実です。
もっと日本人向けのChromebookが出いないかなぁ。
そうしたら買うのに・・
そんな声を受けてか、とうとう富士通から「FMV Chromebook」が発表されました。
(提供は12月10日より)
まさかFMVシリーズでChromebookが出るとはね!
気になる、気になる。
メーカーサイトや各種メディアの情報を見ているうちに、私個人としても「このChromebook、いいかもしれない!」と好感を持ちましたので、その特徴をまとめてみようと思います。
富士通が作るコンシューマー向けChromebook「FMV Chromebook」の魅力とは?
概要
「FMV Chromebook」の本体カラーは「ダーククロム」1色のみ。
蒸着箔コーティングが採用され、高級感のある仕上がりになっています。
仕事でもプライベートでも使えるスタイリッシュなデザインではないでしょうか。
画面を開けばすぐ使え、サクサクと軽快にネットサーフィンできるのがChromebookの特徴です。
本機はノングレア液晶を採用し、画面サイズは14インチ、解像度は 1,920 × 1,080 です。
インターフェイス
「FMV Chromebook」はインターフェイスがとても充実しています。
右サイド/左サイドに装備された端子類を見てみましょう。
右サイド
左から順に、
- micro SD/ SDXC スロット
- オーディオ出力
- USB Type-C
- USB Type-A
- (盗難防止ロック)
左サイド
左から順に、
- USB Type-A
- HDMI出力
- USB Type-C
キーボード
「FMV Chromebook」の一番のポイントが"キーボード"ではないでしょうか。
これまでのChromebookは「日本語キーボードなのか、USキーボードなのか」を気をつけて買う必要がありました。
また日本語配列のChromebookでも(海外製PCにはよくあることですが)エンターキー周辺が窮屈な配置になっている製品もありました。
しかし「FMV Chromebook」は富士通製ということで、しっかりした日本語キーボードが装備されています。
キーピッチは約19mm。
エンターキーもしっかり大きく、キー配置のバランスも良く、(海外製品にありがちな)2つのキーが引っ付いているようなこともありません。
日本のメーカーが日本人ユーザーに向けて作ったChromebookといえますね。
(USキーボードを好む人にとっては残念でしょうが・・)
キーストロークは約1.7mmですが、興味深いのが"キーによって重さを変えている"点です。
下の赤いで囲ったキーは軽く、それ以外のキーは重く設定されているようですよ。
カーソルキー(矢印キー)を一段下げて配置しているのも、キーの打ちやすさを考慮したものです。
さらにキー1つ1つの形状や傾き、入力レスポンスにまでこだわっているとか!
さすが富士通ですね。
早く実機をさわってみたいです。
発売が楽しみですねー♪
スペック
「FMV Chromebook」にはスペックの異なる2モデル、そしてアマゾン限定の2モデルの合計4モデルがあります。
14F FCB143FB | WM1/F3 FCBWF3M13T | WM1/F3 FCBWF3M11T 【アマゾン限定】 | WM1/F3 FCBWF3M111 【アマゾン限定】 | |
CPU | Core i3 | Core i3 | Celeron | Celeron |
メモリ | 8GB | 4GB | 4GB | 4GB |
ストレージ | 128GB (SSD) | 64GB (eMMC) | 64GB (eMMC) | 64GB (eMMC) |
液晶サイズ | 14inch | 14inch | 14inch | 14inch |
液晶タイプ | ノングレア タッチ対応 | ノングレア タッチ対応 | ノングレア タッチ対応 | ノングレア タッチ非対応 |
解像度 | 1920×1080 | 1920×1080 | 1920×1080 | 1920×1080 |
Webカメラ | 92万画素 | 92万画素 | 92万画素 | 92万画素 |
Wi-Fi 6 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
バッテリー 駆動時間 | 約10時間 | 約10時間 | 約10時間 | 約10時間 |
重さ | 1.29kg | 1.29kg | 1.29kg | 1.29kg |
価格 | 82,280円 | 79,800円 12/1までは 69,800円 | 54,800円 | 49,800円 |
CPUにインテル製の第11世代 Core i3 – 1115G4 プロセッサー(最大 4.10GHz)を搭載しているということで、ブラウジングやアプリはかなり快適に動作するでしょう。
アマゾン限定モデルは Celeron 6305 搭載ということで幾分パワーは劣りますが、もともと動作が軽いChromebookですから、こちらのモデルでも特に大きな不満はなく使えるのではないかと思います。
最上位モデルはメモリが8GBになり、ストレージも(eMMCより高速な)SSDの128GBになります。
最下位モデルは液晶がタッチ非対応ですので、Androidアプリを使いたい人は気をつけてください。
また本機を「富士通 WEB MART」で購入した場合は、1年間のメーカー保証に加えて、最大5年までの「ワイド保証」を追加することも可能です。
みなさんはどのモデルが気になりますか?
私個人としては(サブPCとしての使い方を考慮した上で)最も安いアマゾン限定モデルで十分満足できそうなので、発売されたら買っちゃうかもしれません。(笑)
アマゾン限定モデルはこちら。
自動更新ポリシー
最後にウィルス対策についてですが、Chromebookは「自動更新ポリシー期間」中は最新の保護機能が適用され、安全に利用することができます。
「FMV Chromebook」の更新ポリシーについてはまだ明確になっていませんが、おそらく「2029年6月」になるのではないかと予想されます。
それまでは安心してブラウジングできますね。
セキュリティ対策ソフトを別途購入する必要がないのは嬉しいわ。
まとめ
富士通から発表された「FMV Chromebook」シリーズは、ようやく出てきた日本人のためのChromebookといえるでしょう。
国内メーカー製ということでサポートなどの安心感が加わり、国内向けにこだわったキーボードのおかげで日本語入力も快適にできそうです。
用途に応じてハイスペックモデルを選んでもいいでしょうし、コスパのよいアマゾン限定モデルを選んでもきっと満足すると思われます。
サブPCをお探しの人にとって"最有力な"一台が現れたのではないでしょうか。