一人暮らしや単身赴任をするときにNTTの固定電話を新規契約したものの、その後に実家に戻るなどしてその回線が不要になることがあります。
また ご家庭によっては固定電話をNTT以外の回線に切り替える場合もあるでしょう。
NTTとの契約をそのままにしておくと毎月の基本料金が発生しますし、かといって解約するのももったいないですよね。
最初 電話加入権を買う(施設設置負担金)ときにナン万円も払ってるし・・
この権利を手放しちゃうのは気が引けるよなぁ。
もしかしたらNTT回線をまた必要とするときが来るかもしれないし・・
そのときに備えて電話加入権は持っておきたいわ。
このような場合はNTT回線を利用休止しておけば大丈夫です。
利用休止にしておけば基本料金は発生しません。
さらに電話加入権を失うこともなく、そのまま保持できますよ。
ただし 利用休止に期限がある点には要注意です!
この期限を超えてしまうとあなたの電話加入権は自動的に消滅してしまいます。
えー、そうなんですか!?
何年か前に利用休止したけど、大丈夫かなぁ・・
利用休止の期限とは?
固定電話の利用休止期間は「5年間」です。
ただし最初に限り、5年を経過しても契約者から連絡がない場合は「さらに5年間」自動的に休止期間が延長されます。
つまり最初の10年間は休止できるわけですね。
もし10年を経過しても連絡しなかったらどうなるの?
その場合は回線契約が自動解約され、あなたの電話加入権は消滅します。
ちなみに期限が近づいてもNTTから連絡が来るわけではありません。
つまり期限は自分で管理しておけと・・
忘れたら大変ね。
10年を経過してもなお利用休止しておきたい場合は、期限前にNTTに連絡さえすれば延長してもらえますので安心してください。
利用休止の延長手続き
利用休止の期限が近づき、休止期間を延長したい場合は「116」に電話して手続きをしましょう。
このとき「休止番号」が必要となりますので準備しておいてください。
(「休止番号」は固定電話を利用休止した際にNTTから渡されているはずです。)
いま利用休止にしている回線がありまして・・
休止期間をさらに延長したいのですが・・
分かりました。
では「休止番号」を教えてください。
あと本人確認のためお名前、住所・・もお願いします。
この手続きさえすれば利用休止期間は「また5年間」延長されます。
今後の延長期間は「10年間」ではなく「5年間」単位ですので注意してくださいね。
なお延長の手続きは何度でもできます。
まとめ
必要なくなった固定電話を「利用休止」にし、電話加入権を保持しつづけている方もいるでしょう。
そのような方は「休止期間」の期限切れには十分注意してください。
最初の10年を経過してもなお休止しておきたい場合は、期限までに延長手続き(5年間単位)することを忘れずに!